昨日から日本橋にある三重県のアンテナショップの三重テラスで、伊勢型紙の展示会が開かれているので、仕事帰りに職場の友達に付き合ってもらって、一緒に行って来ました。
伊勢型紙は鈴鹿市辺りの伝統工芸で、江戸小紋などの柄を染色するための型紙です。鮫小紋とか、縞とかの、めちゃくちゃ細かい柄を染めるための型紙彫りは、もう超絶技巧と言って良いと思います!しかも、柄に合わせて彫る道具を自作するところから始まるというから、ますます凄い。
これ、全部フリーハンドの手彫りです。
上の型紙で染めた布がこちら↓。
下↓の縞彫は、一寸(約3cm)の幅に何十本もの縦縞が彫られていて、見ているだけで気が狂いそう←褒め言葉です!職人の技って凄い。
上の型紙で染めた布。
長い反物に、ズレないように柄合わせをして染めるのも難しいらしい。
会場には何と、技術保存会の会長さんの内田勲氏ががいらしていて、直々にお話を伺うことができました。ついでに記念写真も。
後ろに掛けてあるお着物、数100万円単位のお値段だそうです…。着てみたいけど、高級品すぎて怖いというか、生きた心地がしないだろうなぁ。
伝統工芸のスゴさを堪能した後は、三重テラス内のレストランで、県産品を使ったご飯を食べて帰って来ました。
・前菜五種(蓮根のきんぴら、菜の花の胡麻和え、タコの柔らか煮、牛肉のたたき、お魚の南蛮漬け)
・鶏の唐揚げ
・タケノコご飯
・アオサの味噌汁
あと、真鯛の昆布締めも頼んだけど、写真を撮る前に食べてしまった…。
お店の人に「いつも写真撮るの忘れて食べちゃうんですよね。」と言ったら、「作る方としては、その方が嬉しいです。」とおっしゃってました。そりゃそうか。さすが美し国の食材、どれも美味しかったです。満足。