金曜日。診察日でした。この日は画像診断があって、その結果によって薬がかわるかも…という結構大事な日だったので、弟が一緒に来てくれました。
血液検査して、CT撮って、看護師さんの面談に行って。いつもの看護師さんがお休みということで、別の方が担当してくださったのてすが、こちらの話は聞いてくれるけど、会話になってなかったかな。「聞き取り」で終わった気がする。
陰鬱な気持ちのまま診察室に入りました。
医「どんな具合ですか?」
私「ダメです。」
医「結果聞く前からダメかぁ。」
このセリフを聞いて、一瞬「検査結果は悪くなかったのかな?」と思ったのですが、そんなことはなかった。
主治医氏は、CT画像診断を見ながら説明してくれたけど、左の水腎症は解除されてないし、前回のCTでは気づかなかった肝臓の病変も、周囲と異なる色調で映っている。…結果。
医「効いてないと思います。僕ならここでやめて薬を変えます。」
もう自分で決める勇気がなかったので、同席してくれてた弟にも「どうしたらいいと思う?」って聞いてしまった。今までは必死で考えて自分で結論を出して来たけど、もう疲れた。弟は主治医氏に一つ二つ質問した後「僕も変えた方がいいと思う」。
診察室にいる3人のうち、2人が「変えた方がいい」って言うならもう多数決で決めちゃえ。頭が回らないし、とにかくシンドイから…。
TS-1やめてから3年くらい経って、がん細胞がスー様対応に追われてるうちに、TS-1の回避機序を忘れたか放棄してるといいな、と少し期待していたけど、敗者はしょせん敗者だったみたい。
診察室にいる間は涙を堪えていたけど、外に出て看護師さんに声を掛けられたら、涙が溢れて来ました。次の薬はレンビマ。スー様と作用機序が似ているから、同じように効かないかも知らないと言われていたので、あまり期待してません。
Xデーの足跡が聞こえてきそう。