私は図書館の司書をしているので、毎日大量の本と接しています。分野的には人文科学も社会科学も自然科学もあり、内容的には難しい専門書もあれば、一般向けの概説書、エッセイのように気軽に読めるものや、引き寄せの法則で幸せになろう、みたいな本まで様々です。

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日々流れてくる本を眺めていると、いま何が流行っているのかとか、世間ではどんなことが話題になってるのとか、新聞とってなくてもよく分かります。
通常は「この本の主題は何か?」を確かめるため、目次や前書き・後書きを見るくらいなのですが(畑違いの専門書は中を見ても「???」状態で、日本語なのに何が書いてあるかワカラナイということもあります)、つい中身のページまで見てしまうものがあります。それは闘病記。
普段はなるべくそれ系のは避けているのですが、パッと見では分からなくて、開いてみたらそうだった、ということもままあります。先日は20歳の娘さんのスキルス胃がんの闘病記が手元にやってきました
。

よせばいいのに、つい中身まで見てしまった
。著者が本人ではない時点で悲しい結末になりそうだと予想はついたのですが…仕事人としてではなく、種類は違えど同じくがん患者として、どんな経過を辿るんだろうか?どんなふうに生きたんだろうか?…と、目が離せなくなってしまいました。もう一人の自分は「やめとけ!」と言ってるんだけどね…。

その結果。
トイレに籠もりました。
おなかPになった…ワケではもちろんなく、涙出そうになったから。さすがに仕事中に本読んで泣くわけにはいかないもんね
。病気になる前は、ウルウルしてもグッと堪えられたのですが、涙腺がユルくなっちゃって…。

そんな次第で、しばらく飲んでなかった安定剤が1錠減ったのでした。

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