今日はお茶のお稽古日で初釜でした。なので先生がお正月用のお茶碗を持ってきて、生徒のためにお茶を立てて下さいました。
見込み(内側)に金と銀を貼った楽焼の茶碗です。

お軸はこれ。
「春入千林處處鶯」。書き下しは「春、千林に入る處處の鶯」、意味は「春の気配が林という林にきざし、至る所で鶯の声が聞こえる」です。

元は「春入千林處處花、秋沈万水家家月」という、「仏の慈悲は公平無私で広大無辺である」という意味の禅語を、いつの時代かの宗匠が「花」を「鶯」に言い換えたものだそうです。

お花は鶯からの連想か紅梅←花札にも梅に鶯の柄がありますね。と山茶花。

毎年、年中行事の時は同じ軸を掛けるのですが、それには「また今年もこの軸を見ることができた。無事に一年を過ごすことができて感謝」という意味が込められいるそうです。なるほどねぇ。同じことの繰り返しにもちゃんと意味があるのね。

茶菓子は常盤饅頭という、白い皮で緑に染めた白餡を包んだもの。表千家の初釜のお菓子です。緑の餡はウグイス餡とも言いますね。軸の鶯とリンクしている。連想ゲームのように関連するモノを取り合わせていくさりげない美的空間です。

お茶の方は濃茶と薄茶、両方出ました。お菓子も食べて、もーお腹いっぱい。晩ご飯はオニギリ1個だけ。

先生の流麗なお点前も見られたし、TS-1中だけどお稽古行ってよかった💝。


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