銚子電鉄は、関東地方の最東端である犬吠埼の近く、千葉県の銚子駅と外川駅とを結ぶ、わずか6.4キロの鉄道路線。
昔ながらの珍しい車輌や鉄道施設、懐かしい木造の駅舎などが現役で活躍していたり、銚子名産の醤油を使った「ぬれ煎餅」が有名になったりと、人気のローカル線です。

「銚子電鉄のお仕事体験」のスタートは、銚子駅から専用の貸切電車。
そう、貸切だから電車の中が教室なんですよ!

さっそく車内で今日のお仕事体験についての説明や参加者同士の自己紹介がはじまりました。

車内では見習い社員の指導役としてやってきた銚子電鉄のホンモノの社員さんたちがご挨拶。

いろいろとやさしく教えてくれそうなので安心です。
さあ、最初のオリエンテーションが終わったら、貸切列車で銚子電鉄の本社や車輌基地のある仲ノ町駅へ向かいます。
引退した貴重な車輌が、お仕事体験のために復活
仲ノ町駅は、銚子駅から数百メートルのところにある駅ですが、ここに銚子電鉄の本社や車輌基地が集まっています。
車輌基地には「お仕事体験号」と書かれた地下鉄丸の内線カラーの真っ赤な電車が。

これはデハ1002という営団地下鉄より譲り受けた貴重な車輌で、残念ながら2015年1月に定期運行から引退したのですが、今回はこのお仕事体験のために特別に復活してもらいました。
貸切列車を降りて、いざ、車輌基地へ。
子どもたちは普段入れない未知の世界へと足を踏みいれて、早くも大興奮
おーい、見習い社員、走っちゃだめだぞ。
ちなみに、隣に怪しい黄色い電車が停まっていました。

よく見ると「銚子怪談号」の看板と、白い服を着た人が。。。

これは夏の夜に運行しているイベント列車なのだそうですが、毎回満員の大人気列車みたいです。
でも、どんなに怖くても列車の中からは逃げられないという・・・
お仕事体験号の車内に入って、まずは出発前の車輌点検。
実際に整備士になるための試験の問題を見ながら車両点検の説明を受けたあと、まずは電車の中でパンタグラフの上げ下げやドアの開け閉め、スイッチのチェックをします。
車内のチェックが終わったら、いよいよ電車の外に出て車輌の床下に潜っての点検です。
子どもたちはヘルメットをかぶって階段を降り、線路の下に設けられている点検通路へと入ります。


ここまでやらせてくれるの?と驚いて興奮しているのはお父さん、お母さんたち。
大きな電車の下に初めて潜った子どもたちの目は、真剣そのもの。
毎日、当たり前のように動いている電車ですが、それは整備士さんたちが、細かな部分までひとつひとつしっかりと安全を確認しているからなのだ、ということを身を持って実感しているからなのでしょう。
車内に戻って、今度は車輌に乗ったまま洗車機をくぐり抜ける体験。
緑の大きなブラシの中に吸い込まれて、大きな電車があっという間に水で洗われるさまを体験します。

外がきれいになったら今度は中のお掃除。雑巾を使って車内清掃がはじまると、みんなホントに一生懸命

やっぱり電車が好きだからかな、それとも整備士の社員さんの真剣な仕事ぶりを見たからなのかな。
家や学校でもこうなってくれるといいですね
車輌整備のお仕事が終わったら、再び貸切電車に戻って、今度は実際に線路の上を走りながら車掌のお仕事にチャレンジ。
まずは運転席の本物のマイクを使って車内アナウンスに挑戦します。
「次は、きみがはま、きみがはま、お出口は左側です」
みんな全く躊躇なく、元気にはっきりとアナウンスできてますね。
やっぱり電車が好きで、いつも家で車掌の物まねをやってるのでしょうか?白い手袋と制帽もさまになってます。
車内アナウンスのあとは、車内改札。銚子電鉄にはいくつかの無人駅があり、車掌さんが車内を回って切符を販売することも多いので、そのお仕事に挑戦してみます。
がま口の大きな黒いバックに切符とお釣りを詰めて、お客さん役のお父さん、お母さんのところを回ります。
中には自分の顔より大きながま口を下げた車掌さんもいましたが、みんなきちんと行先までの切符を販売できました。ただホンモノの車掌さんは、駅と駅との間の1、2分で2両を回ると聞いて、みんなプロの仕事のすごさにびっくり。
電車は銚子電鉄終点のひとつ手前の犬吠駅に到着して、ここで銚子の新鮮なマグロのフライで昼食となります。
とってもやわらかくてクセがないので、子どもたちもおいしく食べてましたよ!
そして昼食後は、犬吠駅で、銚子電鉄名物のぬれ煎餅焼きにも挑戦!


自分で焼いたアツアツのおせんべいを、秘伝の?醤油だれにつけて食べると、これがまた格別においしいですね!
あっ、そうそう、二度づけ禁止ですよ!(それは串カツか・・・)
犬吠駅で銚子電鉄グッズや銚子の名産品をショッピングをしたあと、再び電車で仲ノ町駅へ。
そうそう、車窓も忘れずに楽しみましょう!

■その2へ続く■
→続きはコチラ 銚子電鉄のお仕事 パート2