ライブハウスや音楽スタジオが集客する方法 | T&J 関西音楽イベント企画

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関西で音楽イベントの企画・イベントの告知、ミュージシャンのサポート活動をしています

事務局の上西です

 

いつもはミュージシャンに向けての記事が多いですが

今回は、ライブハウスやイベンターが集客するには

どうすれば良いのかという話をしたいと思います。

 

基本的に、ライブの集客というのは

ミュージシャン頼りだったりすることが多いです。

 

勿論、我々のようなイベンターも集客することは出来ますが

基本的には、ミュージシャンの人気が集客に比例します。

 

とはいっても

いつも満席に出来るミュージシャンばかりではないので

ライブハウスやイベンターが集客しないといけない事もありますよね。

 

じゃあ、どうやって集客すれば良いのか?

どんな人を集客すれば良いのか?

そのあたりを一緒に考えていきましょう。

 

 

 

 

【知り合いをライブに誘うジレンマ】

 

まず最初に質問させてください

 

集客に困った時

あなたは誰に声をかけていますか?

そして、その時どんな気持ちになりましたか?

 

大抵の人は

前回も来てくれた人や

自分の知り合いに声をかけていると思いますが

正直なあなたの気持ちはどうですか?

 

悪いなぁ、いつも誘ってばかりで・・・

ランチでも御馳走しないとな・・・

 

なんて思っているのではないですか?

 

そう思っている人が多いと思います。

 

僕も昔、バンドのファンクラブを立ち上げて

会長になって集客していたからよく解りますが

自分の知り合いに声をかけたら来てくれる人は居ます。

 

居るんですが、ですよ

その人は本当に楽しんでいるんでしょうか?

 

僕がバンドの集客をしていた頃

当時163店舗あるフランチャイズのやきとり屋さんで

店長を育てる研修店の店長という立場でした。

 

80人ほどのお弟子さんを育てていましたから

お弟子さんにとっては僕が師匠にあたりますから強い立場だったんですね。

 

そんな僕がライブに誘ったら

ほぼ100%の確率でライブに来てくれる訳ですよ。

 

わざわざ仕込みの時間を割いて

お金を払ってまでも

師匠に言われたから絶対に行かないといけない・・・

と思って来てくれるんです。

 

でもね、僕はいつも

「ごめんね、仕込みがあって忙しいのに、有難う」

とお礼は言っていましたが

誘われたお弟子さんたちは、あまり楽しそうではなかったんです。

 

というか、楽しそうな素振りはしてくれていたかもしれませんが

心の底から、お金を払って貴重な時間を使ってでも

ライブに来たいという感じは無かったはずなんです。

 

おそらく、あなたも同じ気持ちになった経験はあると思います。

 

人との関係性の中で

無理にライブに誘って来てくれたというのは

自分に負い目が生まれる訳です、ジレンマが生まれるんです

そして、相手にはプレッシャーなんです。

 

僕の場合なら、

師匠という立場を利用して集客している訳ですから

お弟子さんは、また誘われたら嫌だなぁって思っていたかもしれないんです。

 

中には、頑張っている姿を見て元気をもらいました♪

なんて言ってくれるお弟子さんも居ましたが

今から思えば、よく出来たお弟子さんだったんだと解ります。

 

なので、ある頃からは自分から誘うのを止めたんです

誘う代わりに、ライブの告知だけをするようにしたんです。

 

それでも、当日ライブ会場に居なかったら

来ていないことが解るので、

それなりのプレッシャーはあったとは思いますか・・・

 

まぁ、ライブに誘うということは、

それほどいろいろ気を遣うということなんですよね。

 

結局、僕が応援していたバンドは

地道な活動を続けていたので、ファンクラブの会員も増えて

告知だけで集客出来るようになりましたが

それはバンドのみんなが頑張っていたからだと思います。

 

彼らのバンド活動に対する情熱を感じて

音楽に対してのひたむきな姿を見せてもらって

心から応援したい!

もっとこのバンドの歌を聞きたい!

と思ってくれる人=ファンが増えたからです。

 

最終的には

やはりミュージシャンの人気に比例するのは間違いない事です。

 

 

 

 

【お客様が求めているライブとは?】

 

 

 

マーケティング的に言えば

正しい集客というのは

お客様が自分からその商品やサービスが欲しい!

と思ってもらう事です。

 

僕のように、無理やり来てもらっても気を遣うというなら

じゃあ、

お客様が自分から行きたいというライブを企画すればいいやん♪

というのが答えになるとは思いますか・・・

 

ここでイベンターの実力が試されるんですね。

 

我々「T&J関西音楽イベント企画」としましても

お客様が自分から行きたいと思ってもらえるような

楽しいライブを企画しようと考えていますが

それにはもっと多くの人に、

我々の存在と活動を知ってもらわなければなりません。

 

その為にブログ記事を書いたり、

YouTubeチャンネルを立ち上げた訳ですが

これからどんどん認知が広がっていけば

お客様が自分から行きたいと思ってもらえるような

楽しいイベントを企画したいと考えていますので

お楽しみにしていてください。

 

まだまだ先になるかもしれませんが

今から考えておかないといけないのは

「お客様が自分から行きたい♪」

と思ってもらえるライブとは、どんなライブ?

ということです。

 

これは

ライブハウスさんもライブスタジオさんも同じだと思います。

 

僕はコンサルタントですから

お店に集客する時に真っ先に考えるのが

ターゲット層を明確にすることなんですが

これはライブでも同じだと考えています。

 

例えば、コンサルタント目線で考えた時

ビジネスの基本は売りやすい物を売ることですし

集客の基本は集めやすいお客様を集めることです。

 

ライブならどうすれば良いのかと考えた時

ライブは売りやすいのかと言われたら

ファンには売りやすいとしても、知らない人には売りにくい訳です。

 

知らない人には売りにくいものなら

じゃあ

集めやすいお客様を集めるのは難しくない訳ですから

先にお客様を集めてしまう事を考えればいい訳です。

 

ちょっだけ目をつむって

自分が集めやすいお客様をイメージしてみてください・・・

 

おそらく、年代が近いか、趣味嗜好が同じか似ているか

何かの属性が近い人が多かったハズです。

 

そうなんです

 

人と人が繋がる時というのは
何らかの共通点が無ければ絶対に繋がらないですから

少なくともあなたが集客しやすい人というのは

あなたと共通の何かがあるわけです。

 

僕の場合なら

年代が同じか、近い人

それから、趣味が同じ人がイメージ出来ましたから

自分が面白いとか、楽しいとか、興味があるものなら

その人たちも同じように楽しんでくれるんじゃないかと考えてみました。

 

そしたら

50代~6代の人をターゲットとしたライブを企画すると考えて

昔よく聞いていたナツメロと言われているような音楽なら

懐かしい気持ちになれて楽しいんじゃないかと思ったんです。

 

 

マーケティング的にも

「ノスタルジーは不変」という定理があって

人は懐かしいと思える事には興味があるというのは証明されています。

 

自分が元気で、やる気に満ち溢れていたあの頃の歌を聴くだけで

ちょっと元気になった事は誰にも経験があると思いますが

それをライブという臨場感がある場面で

同じように好きな人たちと一緒に楽しめるなら、

行ってみたいと思う人は多いはずです。

 

こんな風に

ミュージシャン主体の集客じゃなくても

企画で集客することは出来るはずですから

我々イベンターも、ライブハウスも

企画力を身につけることで

もっと楽しいライブに関わることが出来ると思っています。

 

そして、そのライブで楽しんでくれている人の笑顔を見て

このライブをやって良かったと想えたら

イベンター冥利に尽きるんじゃないでしょうかね。

 

是非、あなたの楽しそうな企画を考えてみてください。