和歌山県・桜のある風景2025 道成寺×トンガの鼻×根来寺 | Tomorrow is another day

和歌山県・桜のある風景2025 道成寺×トンガの鼻×根来寺

3月30日、日曜日。
 
前回の「三重県・桜のある風景2025 クマノザクラを求めて」の
続きになります。
 
御坊市のホテルに一泊して
のんびりと朝食を取ってから
日高川町鐘巻にある道成寺へ向かいました。
 
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道成寺は、
大宝元年(701年)に創建された和歌山県に現存する最古の寺で、
能や歌舞伎で有名な「安珍清姫伝説」の舞台としても知られていますが、
桜の季節になると境内や裏山に
エドヒガンやソメイヨシノなどが咲き誇る
桜の名所としても人気があるお寺です。
 
62段の石段を上り、朱塗りの仁王門をくぐり
正面に本堂へ。
 
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本堂前の枝垂れ桜は、かなり見頃が過ぎた感じでした。
 
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そして、本堂横を進むと
お目当ての「入相桜」が
朝日を浴びて、満開の姿で出迎えてくれました。
 
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実は、この入相桜は2代目で、
初代の入相桜は、
和歌山県の天然記念物に指定されるほどの
銘木でしたが、大正年間の台風で幹が折れ
指定は解除されたそうです。
その後、木の根元から別の芽がでて、
育ったものが、現在の入相桜になります。
 
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入相桜の撮影を終えて
境内をさらに散策。
 
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2代目の鐘の跡
今現在、道成寺には鐘が有りません。
初代の鐘は、平安時代に安珍と清姫の事件で焼かれたと言われ、
2代目の鐘は、
大正13年の雑賀攻めの時に持ち去られて、
その二年後に京都の妙満寺に奉納されたそうです。
 
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安珍と釣鐘をうめたと伝わる安珍塚
 
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樹齢推定600年の槙柏(品種名:ビャクシン)
 
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道成寺の散策を終えて
次に向かった先は、
和歌山市雑賀崎の北端にある「トンガの鼻」。
 
トンガの鼻とは、
雑賀崎にある岬の名前で、
その岬の先端部には、
紀州藩が築いた雑賀崎台場跡(和歌山県史跡)が残っています。
そして、その小高い場所には、
地元の方々が大切に見守られている
オオシマザクラの一本桜が佇んでいます。
お目当ては、この桜です。
 
トンガの鼻への入り口。
 
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雑賀崎台場跡へと続く遊歩道。
 
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途中の休憩所、お城が見える丘にて。
この写真では分かりにくいですが、
和歌山城が望めます。
 
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算木積石垣
 
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遊歩道から望む番所庭園
 
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桜が見えて来ました。
 
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残念ながら、4分咲きくらいで
満開ではなかったですが、咲いている姿を見れただけでも
今回は十分満足。
 
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桜の木の下のベンチに腰掛けて
のんびりと
目の前に広がる景色を楽しみました。
 
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この日、最後に訪れたのは
岩出市にある根来寺。
ここへは、推定樹齢200年以上と言われている
しだれ桜を見に来ました。
 
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入山受付所で入山料を支払って
大伝法堂から、大門方面へぶらり散策。
 
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根来寺が学問の寺であることを広くPRする為
今年、2月23日の「合格桜 植樹イベント」で
植樹された合格桜(河津桜)。
 
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桜が映える大門。
 
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大門から引き返して来て
しだれ桜のもとへ。
 
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これが、「根来寺のしだれ桜」
 
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昭和62年に市の天然記念物に指定されましたが、
平成10年の台風で幹の半分が折れる程の損傷を負いました。
それでも、こうして
満開の花を咲かせている姿は、
とても健気で美しいと感じました。
 
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一通り、散策を終えて
駐車場近くの「NEKORO CAFE」で
回転焼きとミックスジュースを注文して
休憩。
 
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この後、
もう一か所行くつもりでしたが、予定を切り上げて
根来寺を後にしました。