三重県・桜のある風景2025 クマノザクラを求めて | Tomorrow is another day

三重県・桜のある風景2025 クマノザクラを求めて

3月29日、土曜日。
 
この日も朝から、桜(クマノザクラ)を求めて
三重から、和歌山方面へ散策する予定で
出かけたのですが・・・。

今回、見に行く「クマノザクラ」は、
平成30年に、日本国内の野生の桜としては、
100年ぶりに新品種として認定された
日本固有の桜です。
そんなクマノザクラの中には、
「長尾美春桜」、「板屋九郎兵衛桜」のように愛称で
呼ばれている一本桜も多数存在します。
 
まず最初のクマノザクラは、
熊野市紀和町の道の駅 熊野・板屋 九郎兵衛の里の
近くに佇む、「板屋九郎兵衛桜」を見に行きました。
道の駅に車を止めてから
300mほど歩いて、桜のもとへ。
 
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板屋九郎兵衛桜は、やや遅咲きで、
周囲のクマノザクラが散り始めた頃に見頃を迎えるので
正直、あまり期待していなかったのですが、
なんと、予想に反して満開。
嬉しい反面、いやな予感が過ります・・・。
 
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この時、ちょうどテレビ局の方も撮影に来られていて
お話を伺ったところ、
朝から周囲の他のクマノザクラを見て回ったが、
花が散ってしまっているとの事・・・いやな予感的中。
 
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取り敢えず、
目の前の満開の桜を楽しむことにして、
満開の桜と対話するようにシャッターを切りました。
 
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樹形が美しく、青空に映えます。
 
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次に向かったのが、
クマノザクラの中でも
人気が高い一本桜、「長尾美春桜」。
 
通行止めのルートを回避しながら、
車を走らせて、
途中、クマノザクラの中でも最大級と称される
「赤木桜」もチェックしましたが
完全な葉桜の状態でした。
(車窓から確認しただけなので、写真はありません。)
 
諦めムードが漂う中、
目指す「長尾美春桜」のもとに辿り着くと・・・。
 
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かなり花は散っていましたが、
辛うじて
花が咲いている状態の姿を
見ることが出来ました。
 
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樹形も優美で、存在感があって、
紀伊半島随一のクマノザクラと
称されるのも頷けます。
それだけに満開の状態を見たかった!!
 
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撮影後、
丸山千枚田を抜けて
さざり上野に咲く一本桜も
見に行きましたが、完全な葉桜でした。
 
丸山千枚田でひと際目を引く大岩。
 
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葉桜状態のさざり上野の一本桜。
 
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この後、南下して古座川町方面へ
クマノザクラを撮影に向かうつもりでしたが、
既に散ってしまっているのが濃厚なので
予定をを変更して、
和歌山県の田辺市中辺路町にある
「野長瀬家の枝垂れ桜」を見に行く事にしました。
 
クマノザクラの撮影は、不完全燃焼で終わったので
また来年、リベンジしたいと思ってます。
 
なかへち美術館に車を止めさせて貰って
熊野古道沿いの近露王子近くにある
野長瀬家に歩いて到着。
 
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そこで目にした「野長瀬家の枝垂れ桜」は、
まさに見頃を迎えていて
予定を変更して大正解でした。
 
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この枝垂れ桜は、
樹齢が300年以上で
樹高約8メートル、幹周り約2.3メートルもあり
田辺市の天然記念物に指定されています。
 
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延享4年に野長瀬家の19代六郎可盛(よしもり)が
京都の祇園から取り寄せた苗を植えたものだと
伝えられています。
 
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枝垂れ桜の撮影を終えて、
一路、予約していた御坊市のホテルへ。
ホテルで一泊して
引き続き、和歌山県の桜散策を続けたのですが、
その模様は、
次回のブログにてお届けしたいと思います。