News Zeroで取り上げられていた『生理の貧困』。

 

自分自身が気にして見ているせいか、オンエア後も あちこちで話題にあがっている気がします。

 

モヤっとしたという意見も多く聞こえましたし、

 

私自身も、その一人です。  

 

が…。

 

Zeroで取り上げたかったのは、

 

「コロナの影響」で、

 

「収入が少なくなった」ことなどに対して、

 

「ナプキンなどの生理用品が買えない」

 

などの事象があらわれるという

 

『生理の貧困』。

 

対して、取材を受けた方が伝えたかったのは

 

『生理によって受ける、女性の体調等の変化への理解や対応』

 

への不足(ざっくり言うと、『生理への知識不足』)からの

 

『生理の貧困』

 

なのではなかったのかと。

 

聞きたい事と、言いたい事が違うのだから

 

放送を見た第3者がモヤっとした印象を受けるのは、ある意味当然かと思います。

 

純粋に「貧困」の言葉の使い方が間違っていると思いますし、

 

取材する側も、される側も、相手が違ったのではないかと。

 

ただ、少なくとも私にとっては「考える」きかっけにはなった。

 

資産や能力など全てを活用しても生理用品が買えないのであれば

 

それは生理の貧困というよりは生活に困窮していることになるので、

 

それこそ、生活保護を申請する等々の対応が必要になる。

 

男親しかいない家庭や、虐待がある家庭で、

 

生理への知識や対応の仕方を満足に伝えられないようであれば

 

学校教育や周囲、保護機関などでの対応が必要になる。

 

生理が女性の体に与える影響や薬剤のこと、

 

生理痛の有無、有りの中でも重度もあれば軽度もある…そういったものは

 

学校教育や、社会全体で知る機会を設ける事が必要になる。

 

単に家計のやりくりが下手で生理用品が買えないのであれば

 

家計管理の方法を学ぶ機会を探すことが必要になる。

 

経血漏れようが、交際費の方が優先だから生理期間中は家にいます!等々と本人が納得してるのであれば

 

そこに異議を唱える必要もないと思う。

 

生活における優先順位は人によって違いますしね。

 

ハード面と、ソフト面で対応の仕方ややるべき事は変わってくると思います。

 

社会保障などでの支援や、無償提供も必要なこともあるとは思うけれど

 

なんでもかんでも支援して、なんでもかんでも無償にすれば良いかというと、それも違う。

 

支援する側、提供する側の負担もあるし。

 

表面だけ繕っても、根本を改善しない事には何も解決しない。

 

理不尽に感じたとしても、

 

「自分で何とかしなければならないこと」も、ある。

 

そのなかで、自分はなにが出来るか、なにを提供できるか

 

どこで線をひくのか。

 

そういうことを真剣に考える、きっかけになりました。

 

個人的な考えで言うのであれば、

 

私にとって生理用品は、生活最低限必要なもの。

 

必要最低限のものは、自分の力で確保できる年齢と状況ですので

 

確保する。

 

そこから先に、交際やお洒落や娯楽がくる。

 

そこから先の部分をしたいがために、私は働いているので。

 

同じように、ある程度の金額を自分の力で確保できる年齢と状況だけれど

 

優先順位が(私とは)逆の方とは、なかなか馴染めない。

 

誰かに経済的な支援をお願いしたことはないけれど…

 

もし、するのであれば、削れるものを全部削って、それでも駄目な時に

 

初めて「支援をお願いしたい」になる。

 

なにを削るか、なにを以て困ったと言うのか…

 

そこが、優先順位と考え方の個人差が出るところ…なのだろうと思います。

 

なのでやはり、ある程度の線引きは必要だと考えます。

 

色々な意見があるのは、承知の上で…。