スパナ物語 

写真は以前ご紹介した「還元水によって錆びがとれたスパナの写真」です。
今回は、この写真にまつわるお話をご紹介いたします。


金属のスパナが錆びる→これを酸化という。▼
スパナの写真

電解還元水に浸すと錆びがとれた。赤錆が黒錆びに変わった→これを還元という。 ▼

水に浸しているさびがとれた写真



今年の春のある日、電話にでると「担当者に話がある!」と強い口調の女性の声。ヤバい、何かミスをして苦情の電話かと冷やりとした。
どこの誰だろうの不安な気持ちで次の言葉を待った。
「長野のAです。最近WEB上であなたが非難されているのを見て、怒りを覚えています。私たちのことを書いてもらおうと、お電話しました」(クレイムではなくて、ホッとした)

5年前、Aさんのご主人から還元水の説明を聞きたいとご連絡をいただいた。訪問してお話を伺うと、Aさんにがんの再発が見つかり、お宅にはバッジ式の電気分解整水器があって利用していたが、この際、還元水を検討したいというお話。
バッジ式というのは、タンクに水道水を入れて何時間かかけて電気分解をして還元水と酸性水を取り出す装置で、一度にできる還元水は2リットル程度。手間隙がかかって効率が悪い。
私は機械を取り付けてデモンストレーションを行った。蛇口をひねって出てきた水をコップにとってご主人に飲んでいただいた。
「エッ!これで電気分解してるの?」水道をひねると即座に還元水が生成されることが信じられない。本当に間違いがないのか、酸化還元電位の数値を調べたり厳しい質問が続いた。
ともかく蛇口をひねればいくらでも還元水が生成される。蛇口を開けておけばいつまでも無尽蔵に還元水が生成される。今まで長時間かけてやっと2リットル程の還元水を生成していたのとは雲泥の差。
簡単に電気分解してしまうことが信じられないし、簡単に生成される還元水の機能に疑問をもたれるのはもっともだろう。
ことは奥様のがんの再発に対応するための買い物なのだからまがい品だったら大変なことになる。ご主人のするどく厳しいご質問はもっともな話であった。
奥様(Aさん)は利便性に感激して、ぜひ還元水が欲しいと希望される。ついにご主人も奥様の熱意におされて購入を決断された。

「3月に主人が定年になって、これを機会に、主人と息子の3人で検査を受けたのですが3人ともがんもなく異常なしでした。おかげさまであれから5年経過して、家族がみな健康でいられるのも提橋さんのおかげと感謝しています。批判している人たちに、私たち家族の話を伝えて下さい」。
電話の趣旨はこのような内容でした。

 

電解還元水に「還元力があるのか、ないのか」。批判派は電気分解したところで水に機能が生ずるハズもなく水道水と変わらない、という見方をしている。
一方科学の世界では電気分解は「還元力」という文献があることを、このコラムで紹介している。還元力は水素の力によるものである。
科学とは因果を究める学問である。現象には原因がある。原因なくして結果はなく、結果があるのにその結果を導き出した原因がない、ということはあり得ない。因果律は科学の法則であり、宇宙の大原則といえるだろう。

老化もガンも酸化(サビ)が原因だった

そこで電解水によって引き起こされる現象をこのコラムでご紹介している。錆びたスパナの写真もそのひとつである。
「錆びる」は酸化であり「錆びがとれる」のは還元である。この現象の間に介在した「還元水」を還元剤という。これは科学が説明していることである。
実は、私はスパナの錆がとれた現象を見て、因果からして 当社の還元力の説明に確信を持った次第です。

医学の世界で「病と老化の元は活性酸素」と言い出して久しいですが、言葉を変えれば「病と老化の原因は酸化反応」であると言っているのです。酸化の反対は還元であることは科学がいっていることです。

5月中旬、還元水の普及を進めている長野の金子さんのところで「還元水の説明会」を行ないました。
説明会で、スパナの写真を見せたところ、説明会終了後に「ぜひ会ってもらいたい人がいる」と、ある家へ案内されました。ご夫婦とも学校の先生で、ご主人は校長まで勤めて、今は定年で家におられるのだそうです。この家に還元水がついているそうですが、還元水の認識を高めて
いただくために改めて私から説明してほしいというのです。私はスパナの写真をみせて、「因果律の法則からして「還元力」があると思われるので健康のために水を飲んでください」とお話させていただきました。

9月に入って金子さんから電話が入りました。「この間の検査で先生の白血病が正常になってることが分かったんだよ。先生、スパナの写真を見て一生懸命水を飲んだんだから」。

「病と老化の元は活性酸素」と医学が言い出して20年以上になります。さらに医学は、要点を言えば「21世紀は酸化を還元して病を予防する医療が主流になる」と言ったのです。
つまり活性酸素は強力な酸化力を持っています。この酸化力によって病になる。つまり酸化が病の原因であると医学が言ったのです。酸化の反対は還元。21世紀は「還元」が医療の主流になると医学が言ったのです。

医学は自己矛盾に堕ちいっています。病の原因も治療法も分かっているのに、しかも21世紀にはその治療法が主流となると言っておきながら実行できない。病を治せる治療方法を取り入れられない理由はなんでしょうか?
がんの治療に放射線治療や抗がん剤治療が行われていますが、これは活性酸素によってがん細胞を殺そうという治療法です。病の元を患者の体にぶち込んで病を治そうというのですから無茶苦茶な治療法でしょう。

「活性酸素やフリーラジカルが関与する代表疾患」をご覧ください。

活性酸素やフリーラジカルが関与する代表的疾患


腫瘍=化学発がんとがん化学療法。放射線障害と放射線療法
医療性疾患=薬物障害、制がん剤の副作用

医学が自ら現在のガン治療法は新たな病やがんを作っていると告白しているのです。

抗ガン剤で殺される

がん細胞は大変利口で、抗がん剤で99%殺せても最後の1%の段階で抗がん剤に対する「耐性」ができて抗がん剤が効かなくなり再び増殖をはじめ、人命を奪ってしまうのだそうです。したがってAという抗がん剤が効かなくなるとBという抗がん剤に・・という具合いに次々に抗がん剤を換えていかなくてはならないのだそうです。運よくある抗がん剤によってがん細胞をせん滅出来ればよいのですが、最後には投与する抗がん剤が無くなってしまう。
「元NHKアナ、絵門ゆう子さん」が亡くなったのもこの例です。

がんの新しい治療方法として「免疫療法」があって、免疫細胞ががん細胞を発見してこれをやっつけてくれるのだそうですが、がん細胞も自己保存能力から「正常細胞」のふりをして免疫細胞の目を誤魔化してしまうのだそうです。
また、がん細胞は大変生命力が強く、たとえば子宮頚部がんの場合、当の女性が死んでしまっても生き続けたという例があるそうです。
1951年にヘレン・レインという子宮頚部ガンで亡くなった女性から取り出したヒーラー細胞というガン細胞は半世紀たった今も生き続けているそうです。

では、このようながん細胞が還元状態の環境におかれたらどうなってしまうのか。九州大学の白畑教授が平成10年日本農芸化学会議で発表されておられます。
それによりますと電解還元水を含む培地では肺がん細胞および子宮頚部ガン細胞の増殖が顕著に抑制されたというのです。

その後研究で白畑教授は次のように述べておられます。

ネズミにがん細胞を植え付け、細胞を増殖させ、がんを大きくさせます。水道水を飲ませたネズミはどんどんガンが大きくなって、次々に死んでいきますが、還元水を飲ませたものは明らかに増殖が抑えられています。
では、なぜがん細胞の増殖が抑えられるか。
ある組織が大きくなるには必ず最初に血管ができます。血管を伸ばしていくことで、組織は大きくなる。還元水は「血管新生」を抑えているのではないかと予想されました。ガン細胞が「血管新生」をおこされるタンパク質を、どんどん分泌していますが、電解還元水を作用させると、がん細胞からの分泌が抑えられます。その結果、血管ができなくなるだろうと考えられたのです。
実際に血管をシャレーの中でつくってみました。血管をつくる細胞をシャレーに入れると、実際に血管ができます。そのとき、電解還元水を入れた場合、あるいは、がん細胞を培養した液を入れてみました。
がん細胞の培養液を入れると「血管新生」を起こさせるタンパク質がいっぱいできます。電解還元水を入れると抑えられる。悪性のがん細胞が電解還元水によって、おとなしくなっています。つまり「血管新生」の増殖が抑えられているわけです」

がん細胞は抗がん剤に対して「耐性」によって生き延びたとしても「還元水」を拒絶はできません。細胞の7割は水です。患者が「電解還元水」を選択した場合、がん細胞はこの水を拒むことができません。水を拒否したら細胞は死滅してしまうのですから。ですから患者が還元水を受け入れた段階でがん細胞の消滅が始まります。絶対に還元水から逃れることができない「がん細胞」にとって電解還元水は天敵と言えるでしょう。

以上のことを医学は否定できないでしょう。何度もいいますが、このことは医学が言っていることなのですから。
問題は電解還元水に還元力があるかということになります。これも前に述べました通り「電気分解と還元」については科学が証明しています。
しかも、トリムイオンの還元水に還元力があるか否かは現象によって明らかでしょう。スパナの錆。野菜の活性化の現象には因果があります。これも科学です。
道理を無視した自己矛盾に陥っている、現在の医療体系が崩壊する日が迫っているのかもしれません。