秋田医報(3)
エピローグ(弘前大・医学部会報、医事報)
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還元水で水出ししたお茶 |
東京・世田谷・成城。お客様からカートリッジ交換のご依頼を頂きました。お客様は初老の域に入られたご夫妻ですが、電話のご主人の声が、いつもと違って張りがあって力強さを感じました。
というのも、こちらのご夫妻、還元水をあまり飲めなくて、どうしたら飲めるだろうかと相談を受け、水出しでお茶にしたら飲めるのではないかと提案させていただいたことがあります。
奥様は体が弱そうでしたし、ご主人も還元水を飲んでおられる方にみられる若々しさが感じられませんでしたので、私の心の中で気になるお客様の一人であったのです。
ですから、電話の声の変化に「オッ!」と感じたのです。
御宅にお伺いしお会いすると、ご夫婦から、今までと違った雰囲気を感じましたので、ご主人に「電話のお声が力強く感じられました。すこし若返えられたんじゃありませんか?」というと嬉しそうな顔をされて「あなたこそ若返ってますよ」
奥様も以前より溌剌とされている印象をうけました。
たしか御主人は、今は引退されていますがお医者さまだったはずです。「たしかR様はお医者様だったと記憶しているのですが?」と尋ねると「そうですよ。提橋さんとのご縁は医事報ですよ。医事報に還元水のことが載らなかったら提橋さんとのご縁はなっかたんですよ」
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世田谷の閑静な住宅街 |
医事報・・・忘れていた記憶が蘇りました。秋田のW医師と「秋田医報」についてご紹介してまいりましたが、W医師は平成13年の「秋田医報6月号」に活性水素について投稿された後、その年の秋に「弘前大学医学部」の会報に活性水素について投稿さました。(残念ながら今手元に会報が見当たらない)
そして翌年、平成14年には「医事報」に投稿。「今度、医事報に書いたから全国の医者から注文が殺到するよ」とお電話をくださいました。
北は北海道の郡部(失礼ながら東京から考えると人里離れた山の里と思われるところ)の開業医の先生から、鹿児島の開業医の先生まで、確かに全国から注文が参りました。個人名でご注文もありましたので、どれが医師の方からの注文かわからないという例も多くありましたが、後日いただいた交換カートリッジの注文が病院名であったりして、あとからわかったという例も沢山あったのです。
R様もそのとき御注文をいただいた方々のお一人でした。
前に協和病院の河村院長の言葉をご紹介いたしましたが、ここでもう一度確認のためにご紹介いたします。
自分は、この水を飲んでいるくせに、患者さんには言わない方もいっぱいいます。しかしだんだん医者が理解を示してくれるようになったことはうれしいことです |
電解還元水は医学界にとって天敵の時代があったと思わます。それはそうでしょう。水で病が治ってしまったら医学界は真っ青です。
三菱樹脂時代、縁あって製薬会社の展示会に参加させて頂きました。
「よし!PRのチャンス」と張り切って参加いたしましたが、思いとは逆の現象を体験いたしました。
当たり前といえば当たり前、展示会に訪れた方々は医療関係者。女医さんとおぼしき方は「アルカリイオン水? フン」と横を向いて去っていきます。
それでも立ち止まって一瞬でも「フン」と声をかけてくれた方は、まだマシでした。止まりもせずにけがわらしいものを出されたという態度で、差し出すカタログを手で払っていく方が多くいたのです。
私は、そのとき河村院長の講演の言葉を思い出していました。
「すると、この水を飲んで病が良くなった人が数多くいることが分かりました。しかも、医者が想像を絶するような治り方をしている。医学で難病だと言われる病気が簡単に治った話もあります。しかも、ご自身の体験だからウソをいうはずがない。まさに命をかけられたわけですから。医学ではどうしようもなく、一生懸命に、いろいろやったがだめだった方が「ワラをもつかむ気持ちでこの水を飲んだ結果、こういうふうに変わってきました」とおっしゃっている。 今でこそ私たちも、そうした体験はいくらでも持っています。ただ、最初は私も仕事柄、「そんなに簡単に病気が治ってしまっては困る。自分たちの仕事があがったりじゃないか」という気持ちがなきにしもあらずでした」 |
「たかが水で病が治ってしっまたら困る。自分たちが学んできたことは何だったのか」・・あの河村院長でさえも最初はそう思ったというのです。
平成4年。日本TVの「櫻井良子の今日の出来事」で放送されて電解還元水の大ブームが起きたこともあって、医学会に電解還元水の情報が伝わってないハズがありません。
情報を集め分析して電解還元水がインチキなもと判断すれば、いずれ消えてしまうでしょうから何事もなかったのでしょうが、電解還元水が本物だと認識しているからこそ従来の医学にとって脅威だと考える医師と、医療の新しい手段として電解還元水を取り入れようという医師と、ふたつの道に別れました。そして「医学にとって脅威」と判断する医師は拒絶反応を強く出すことになります。
そうした経緯はいままでこのブログで書いてきた通りです。
河村院長は「自分は、この水を飲んでいるくせに、患者さんには言わない方=医者=もいっぱいいます」と柔らかく表現されいますが、同じ大学医学部のOBのなかには、自分や家族のために整水器を使用していても「患者に知れたら商売お手上げになってしまうよな」と患者さんには言わない方=医者=もいっぱいおられると言われておられました。
秋田の小さな医院の医師が医学会に楔を打ち込んだのが「医事報」でした。結果、「しかしだんだん医者が理解を示してくれるようになったことはうれしいことです」(河村院長)という流れが生じたのでしょう。私どもに医療関係者からの注文が増えたという現象が起きたこともその証だと思います。
カートリッジの注文をいただいた方の顧客データを開くと、北海道・北広島市の病院の先生。顧客データに「難病が治癒した」とご報告いただいた記録が載っていました。
この病院では医師や看護婦、患者さん、大学教授など多くの方に電解還元水を広めていただきました。
また、整水器が故障して「患者さんに毎日使用しているのだから、急いで修理してもらわないと困る」と電話をいただいた病院もあります。
「かかりつけの先生から還元水を勧められた」といって注文されるお客様も度々おられます。