がんと闘う(27)

レゲエの歌姫、がんと闘う母へ「歌」を捧げる
2月21日12時39分配信 オリコン

女性レゲエシンガー・Metisが2月20日(水)、がんと闘う母親へ捧げる新曲「母賛歌」をリリースした。肺がんに侵され闘病生活を続けている母親に、生きる勇気と元気を届けるこの楽曲は、女手一つで育ててくれたことへの感謝の気持ちも綴られている。

Metis
Metis

 上京した翌年の2004年に、母親が肺がんに侵されていることを知ったMetis。母親の闘病生活を支えながら音楽活動を続け、2006年9月にミニアルバム『WOMAN』でメジャーデビュー。翌年1月には、1stシングル「梅は咲いたか 桜はまだかいな」もリリースし音楽シーンでの活動も目立つようになるが、それに合わせるように母親の病状も快方へ向かったという。担当医も「原因がわからない」と語っており、親子の固い絆がもたらせた心温まるエピソードが生まれた。

 Metisは現在も闘病を続ける母に、生きる勇気と元気を届けるために新曲「母賛歌」を書いた。「お母さんありがとうという気持ちを伝えたかった。聴く人それぞれの親、家族への感謝の気持ちを、伝えるきっかけになれば」とコメント。

 最近では、39歳4人の子持ちパパ・木山裕策が家族への愛を歌った「home」がヒットして話題に。Metisが歌う、娘から母へ贈る賛歌も注目される。

 

母賛歌

作詞、作曲Metis 


CD 母賛歌

あれは昭和59年 私が生まれた故郷は
三月の春を運ぼうとしていたときだった
父はいませんが 何故だか笑って暮らせていた

これはありふれたものじゃない 母賛歌だ 
涙 私に見せずに朝も昼も夜も働き眠りに落ちる横顔を
見逃すことなく見ていた

太陽よりずっと大きく あたたかい あなたの愛は
こんな弱い私に 「世界一強い子」だと誇ってくれました

母よ 母よ 感謝しています
寛大なる私の母よ
響け賛歌 大地の如く
はげましてくれたてありがとう

故郷から読め追って 街から街へ渡り続け
二人三脚で生きてきました
私はただ一人あなたを喜ばせる使命がいつもあるのです

例え耐え忍ぶ日にも 共に夢を追ってくれる日々も
その言葉なき笑顔の向こうに 明日の一踏を
私にくれました

母よ 母よ 感謝してます
自分自身にシラケた夜も
響け賛歌 私の心
すくい上げてくれてありがとう

太陽よりずっと大きく あたたかいあなたの愛は
こんな弱い私に「世界一強い子」だと誇ってくれました

母よ 母よ 感謝しています

ライブするMetis


家族よ心しっかり結んで
響け賛歌 大地の如く
今あなたのために捧げます

励ましてくれてありがとう

すくい上げてくれてありがとう

私を生んでくれてありがとう、、、

 

Metis(メティス)。1984年生まれ。広島出身。クラブシーンを中心に活動を展開。2005年には、大御所NAHKI(ナーキ)などを迎えたデビュー・ミニアルバム『ANSWER』(T-INFINITY)をリリース。2006年には、FM YOKOHAMA主催の<YOKOHAMA MUSIC AWARD>にノミネートされる。今もっとも期待されるレゲエシンガーの一人。