アルカリイオン水と電解還元水の違い?

ご質問を頂いた。
「尿道結石、アトピー性皮膚炎、子宮筋腫について、資料がありますか?」

お電話を差し上げると奥様が出られて「わが家にはアルカリイオン水整水器があります。電解還元水とどう違うんですか?」と、「売り込みはお断り!」という雰囲気でした。
ご質問のメールはご主人様からでしたので、奥様は多分、「アルカリイオン整水器があるのに、メールなんか出すから売り込みの電話がかかってくるのよ」と内心思っておられたのかもしれません。

ご主人様のお帰りになられる時間帯をうかがって、改めてお電話を差し上げました。
こちらのご主人、実は9月に尿道結石の手術をされ、お友だちから水の話を聞いて「水なんかで!」と歯牙にもかけずにいたそうですが、かの伝説のTV放送「櫻井良子の今日の出来事」(神戸・協和病院におけるエソの治癒)のビデオを見せられて、思いを新たにして、水について勉強してみようと資料を集めておられるのだそうです。

1台売れるかという思惑が外れて、管理人ガッカリ。しかし、そんな姿を微塵も見せずに、お使いの「アルカリイオン整水器」の電極劣化を防ぐためのメンテナンスについて情報提供させていただきました。

ところで、「『アルカリイオン水整水器』と『電解還元水整水器』とはどう違うのか」と疑問に思っておられる方は多いと思います。
しかも、どちらもアルカリ性の水を生成し、かつ医療機器として承認されている。どこが違うのか?という疑問は当然だろう。

電解還元水の研究の第一人者、九州大学大学院・白畑實隆教授の著書「人間の体に本当に良い水はこれだ」から「電解還元水」の名付け親としての説明を見てみよう。

電解還元水とアルカリイオン水は別のもの
電解還元水は、一般的にはアルカリイオン水と呼ばれていますが、私たちはアルカリイオン水と電解還元水は別のものであると考えています。特に「還元力を持つ活性水素を豊富に含む水で、その結果さまざまな活性酸素を除去する力を持った水」という意味で、あえてアルカリイオン水とは区別して使っています。つまり、アルカリイオン水というのは、単に「イオンを含んだアルカリ性の水」です。
しかし、還元水の場合は、それがアルカリ性であることは重要ではありません。実際、私たちはアルカリ性の電解還元水を中和した後に、さまざまな実験を行っていますが、中和しても還元力は落ちません。からだのなかの過剰な活性酸素を除去する還元力を持っているかが大事なのです。十分な還元力を持った電解還元水を生成するのはそう容易なことではありません。単にアルカリ性であるというだけで、あるいはカルシウム濃度が高いというだけで、還元力がまったくないアルカリイオン水もあります。

従って、従来のアルカリイオン水の概念から離れて、いかに還元力を高めるかという新しい発想で、電解還元水整水器を開発する必要があります。電解還元水の生成のためには、電極を汚れから守り、良好な状態に保つことが重要であり、そうした意味で、後に述べるダブル・オートチェンジ・クロスライン方式が電解還元水を生成するための優れた方式であると考えています。

アルカリイオン水という名の誤解
電解還元水が効果が高いのなら、なぜもっと広く普及しないのか。そんな疑問を多くの方が持たれるのではないでしょうか。まず、いちばん大きな原因は「たかが水で病気か治るものか」という先入観です。
電解水というのは、50年ほど前に日本で発明されたものです。登場した当時、電解還元水はアルカリイオン水と呼ばれていました。水を電気分解してPHがアルカリ性になることから名付けられたのです。そして、このアルカリ性を示す水が、いろいろな病気の治療や健康面での効果が高いことから「アルカリ性が体によい」という何の根拠もない理由がつけられて、発売されたからです。

ひとの体は確かに弱いアルカリ性を示します。からだが酸性に傾くと健康に良くない。肉類は体を酸性にするから「肉を食べたあとは野菜を十分取って、体をアルカリ性に戻さなければならない。そんな健康法が声高に叫ばれてきました。
しかし、人間の体には、体の状態を一定に保つ恒常性維持機構がありますので、いくら肉類を食べすぎたからといって、多少のことでは酸性に傾くことはありません。永年、病気と闘っている人が、しかも最先端の医療を受けている人たちが、あるいは医療の現場で働く人たちが、アルカリ性の水を飲んだくらいで、病気の苦しみから解放されるものか、と反発されるのももっともなことだったのです。
でも電解還元水という名が使用され、活性水素を含み、体内の過剰な活性酸素を消去する水ですと説明されたら、多くの方がなるほどと納得されたのではないでしょうか。活性酸素が多くの病気の原因であることは、随分前から常識になっていますので。
このように名前とは大変たいせつだと思っています。

白畑教授の研究で分かったこと
アルカリ性の水に「還元力」があるわけではない。従ってPHを論じても仕方ない。
酸化還元電位は「還元力」を示しているわけではない。分子状の水素に還元力はない。
還元力の元は原子状の水素=活性水素の働きであり白金ナノコロイドによって還元水の中に安定して存在する。

トリムイオンの整水器の名称は「電解還元水」となっている。何とも固い呼び方だが、いかにも大学の先生が付けそうな名称だ。
日本トリムと九州大学の共同研究によって、活性水素による還元力の働きが判明し、「アルカリ性」が健康に寄与しているのではないことがわかりました。
そこで、「アルカリイオン水」では消費者の誤解を招く。本当の働きは「還元力」なのだから、「還元水」という名称を用いいるよう、教授からのご提唱で、トリムイオンは「電解還元水」という名称を使用しています。
つきつめていえば、電解還元水は「還元力がある」と公言しているといっていいと思います。逆に「アルカリイオン水」はそのことに触れていないのですから、「還元力」があるのかどうかは「分からない」しメーカーも言及していないと思います。

最後に、電解還元水(アルカリイオン水も含めて)のようなアルカリ性の水を飲むと胃液が薄まって、消化に悪いという説が流布されます。
仮にそのような事が起こったとしても、人間の体には、体の状態を一定に保つ恒常性維持機構がありますので、胃は常に酸性の状態を保とうとする機能が働いて、胃液が薄まってしまうということはありません。もし、薄まる方がおられたら恒常性維持機構が機能しないのですから、病気です。すぐに電解還元水を飲むべきです。(ウン?これでいいのかな…??)

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水は変わる。電気分解の水を否定する人も、やがて、水を電気分解した燃料電池を使用する日が来る。水の電気分解、電解還元水の働きを否定できない日がもうすぐやってきます!