がんと闘う(12)

三菱樹脂・経理部の女性からカートリッシの注文をいただいた。この方は、晩婚でしたが、ご主人がご結婚数年後に食道ガンになられ、ご主人の世話に専念するということで退職されました。

食道がんでは今年の5月29日に俳優の岡田真澄さんが亡くなっています。このとき、すぐに頭に浮かんだのは彼女のことです。ご主人どうされたかなあ…と。
「岡田真澄の件もあって、ご主人どうされたか心配していたんだ」と言うと「おかげさまで術後5年経過して、異常がなく、順調に過ごしております」と明るい声が返ってきた。確かご主人が食道がんを宣言されてから購入されたと思いますが、少しはお役に立っているのかなあ、と嬉しくなりました。
「kさんを覚えていますか?」と彼女。
社内報を担当していたK嬢ががんで入院しているという報に接し、お友だちとお見舞に行こうとした日が葬儀の日になってしまった、という。
あの頃の方でがんで亡くなった方、多いですよ、と彼女。

ところで、芸能界から二つのニュースが入ってきた。ひとつはクールファイブ内山田洋氏が3日、肺がんのため死去した。70歳だったという。
一方、肺がん治療を続けていた俳優の柴田恭兵(55)が、12月上旬にドラマに復帰するという。 それぞれのがんとの闘いのドラマがあったことだろうが、日頃の心がけでがんは予防できるし、がんの再発も予防できる。

先般、90歳になる我が母のことを書いた。65歳のときの狭心症を乗り切ったのは慈恵医大の治療の成果ではなく、食べ物と水の力によるものであった。
今般、25年ぶりに慈恵医大で検査を受けた。胃カメラの検査も受けたが90歳の老人が大丈夫かと心配したが、医療技術の進歩の素晴らしさを知らされた。本人が麻酔で分からないうちに検査は終わってしまった。検査結果は「奇麗なもんだ」と医師。還元水を飲んでいて胃がんなんていったら洒落にもならない。「奇麗で当然」と私。母も(かつて狭心症だったくせに)心臓を含めて「私は内蔵は何でもないよ」と自信満々。(本当は怖かったのかもしれないですけど)

前川清ショック…「クールファイブ」元リーダー内山田洋さん死去

2006年11月6日(月)05:20

「長崎は今日も雨だった」「中の島ブルース」「東京砂漠」などのヒット曲で知られるボーカルグループ、内山田洋とクールファイブの元リーダー、内山田洋(うちやまだ・ひろし=本名・内山田道生)さんが、3日に肺がんのため死去していたことが5日、分かった。70歳だった。内山田さんは4月末に体調不良を訴え、横浜市内の病院に検査入院。治療に専念していたが、帰らぬ人となった。

 3日午前9時27分、昭和歌謡界で一時代を築いたコーラスグループのリーダーが、自宅に近い横浜市内の病院で静かに息を引き取った。

 内山田さんは体調不良を訴え、4月末に同市内の昭和大藤が丘病院に検査入院。肺がんと診断され、音楽活動を自粛して治療に努めていたが、復帰への願いはかなわなかった。

 内山田さんは福岡県柳川市出身。昭和32年に同県の米軍キャンプで音楽活動を開始し、42年に長崎のクラブ「銀馬車」で森本繁、岩城茂美、小林正樹、宮本悦朗と「内山田洋とクールファイブ」を結成した。43年にはメーンボーカルに前川清を迎え、44年にデビュー曲「長崎は今日も雨だった」が大ヒット。同年、日本レコード大賞新人賞を受賞した。

 以降も「噂の女」「そして、神戸」「東京砂漠」などヒット曲を連発=別表。前川ら個性豊かなメンバーがバラエティー番組などで人気を集めて一世を風靡し、日本有線大賞、日本演歌大賞などを次々と受賞。NHK紅白歌合戦にも通算11回出場するなど人気絶頂を誇った。

 だが、61年に前川が独立。それに伴い、メンバーを入れ替えて再結成した。平成8年に結成30年を迎えた際には「歌にはそれぞれの思い出がこめられている。そんな話を聞くと、歌い続けてきてよかったと思う。命の限り歌い続けます」と語っていた。

 近年もディナーショーなどを精力的に行い、昨年8月には日米の子供の交流を目的にしたチャリティーミュージカルにゲスト出演して熱唱するなど、歌への熱い思いを持ち続けていた。内山田さんと仕事をした民放テレビマンは「穏やかだけどいつもリーダーシップを発揮してましたね」と悼んだ。

 関係者によると、通夜、告別式は5日までに妻や長男ら近親者で営まれた。今後偲ぶ会を行う予定という。


柴田恭兵12月上旬復帰…肺がん治療で休養

 肺がん治療のため休養していた俳優の柴田恭兵(55)が、12月上旬にNHKドラマ「ハゲタカ」(来年2月放送予定)の撮影で仕事復帰することが6日、分かった。柴田は7月末に初期の肺がんの手術を受け、8月に退院。病状が心配されたが、当初の予定通り同ドラマでの復帰が決まった。現在は撮影に向け、体力づくりに励んでいるという。

 突然の肺がん公表から約4か月。柴田が驚異の回復力で現場に帰ってくることになった。

 NHKではこのほど、12月上旬からの「ハゲタカ」の撮影再開を正式決定した。柴田が8月2日に病気休養を公表した際「柴田さんの現場復帰が可能な時期に再開する」としていたが、当初予定していた時期での再開となった。

 関係者によると、柴田はすでに退院しており、現在は自宅療養中。病状が心配されたが、久々の撮影に向けて体力づくりに励んでいる。休養を発表した際、スタッフ、共演者向けに「暑い最中に僕だけのんびり静養申し訳ない限りです。早くみんなの顔が見たいです」とコメントしていたが、休養中は同ドラマでの復帰に強い意欲を見せていたという。

 柴田は6月30日から撮影に参加していたが、7月18日の撮影日を最後に入院。同月末に手術を行い、8月2日に病名と休養を発表した。撮影は柴田抜きで8月14日まで行われ、全6話中、前半3話分はすでに撮り終えている。放送は来年2月に予定されている。

 「ハゲタカ」は企業買収をめぐる男たちの野望と葛藤(かっとう)を描く経済ドラマ。柴田は大森南朋(34)演じる外資系ファンドの主人公と対立するエリート銀行マンを演じる。

(2006年11月7日06時02分 スポーツ報知)
15:17 2006/11/08