病人は刑務所へ入れろ!
「病人は刑務所へ入れろ」とは桜沢如一(さくらざわ・かずゆき)先生が政府に提言した言葉だそうです。
人間は「食べ物と水」から体も心も作られます。食養指導家の桜沢先生は、「食べ物と水」をコントロールできない人が病気になる。彼らは更生させられない。しかも国家や社会に大きな害を与えている。刑務所に収監せよ、という提言だそうだ。
逆に、犯罪者には「良い食べ物と水を与えよ」と提言している。食べ物と水を変えれば、犯罪者は正常者に戻る。
つまり、それだけ「食べ物と水」は大切だということだ。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ところでグラフを見て頂きたい。医療費の推移のグラフである。このグラフを見て「病人は犯罪者」ということがお解りいただけると思う。
今、日本の国家予算は、概ね80兆円。税収が45兆円程度だから、おおよそ35兆円くらいが足りない。もちろん年度によって違ってくるが概ねこんなところだろう。小泉内閣時代に「赤字国債を30兆円以内に抑制する」として議論を呼んだことは記憶に新しい。
ところで医療費額を見て頂きたい。直近では31兆円に達している。つまり医療費で国家予算を食いつぶしてしまった分、赤字国債で補填しているという図式がお解りいただけると思う。グラフで見れば平成3年の20兆円から平成13年の31兆円までこの11年間で270兆円も医療費として国家予算を食いつぶしてきた。
もう一度、冷静に医療費のグラフを見て頂きたい。昭和30年から35年頃はほぼ横ばいのグラフがその後急激なカーブを描いて医療費が急増している。
医学が進歩し医療施設も立派になったのに、病人が急増している。このグラフ、おかしいと思いませんか? 当然、グラフの裏側には日本人の健康がそのようになるように誘導させられた原因があるはずです。結果、病人の増加が、わが国の財政を破綻させ、ぶっそうな進路に日本、そして健全な国民をも巻き込もうとしている。
「病人は刑務所へ入れろ。罪人はよい食事を与えて更生させ社会に復帰させよ」
桜沢如一先生は日本では受け入れられなかったけれど、諸外国から受け入れられたそうです。
「食」と「健康」…そして「水」と「健康」。昔も今も「健康」の原理は変わらない。ただ、現代人があまりにも、無知すぎるのではないか、と管理人は思うのであります。
<書籍案内>
「新編集版」無双原理・易(マクロビオティックの原点)
著者:桜沢如一/編集・解説:岡田定三(サンマーク出版)内容
いま「マクロビオティック」は大ブーム
無理もありません。狂牛病に鳥インフルエンザ、加工食品への異物混入と、私たちの「食」は不安な材料ばかり。何をどう食べたらいいのか迷います。まるで、今日の状況を予言するかのように70年以上も昔、1931(昭和6)年にパリで刊行されたのが本書。もちろんフランス語でしたが、絶賛を浴びました。
それから5年後に日本語に翻訳、出版されてから現在まで読み継がれてきた歴史的な名著を、現代人にも読みやすい文章に編集し直しました。
「食」と「健康」に興味のある人にとっては必読の、まさにバイブル的な存在です。●桜沢如一(さくらざわゆきかず)
1893~1966、京都生まれ。幼くして両親を亡くし、幼少時代は貧困や病気に苦しむが、青年期より石塚左玄の食養法によって健康を回復。晩年にいたるまで、食養指導家として、世界をまたにかけて活躍した。(「ジョージ・オーサワ」としても知られる)
反戦運動家でもあった。