少子化の本当の原因は?

出生率最低1.25。予想を上回る少子化ペース

 

昨年1年間に生まれた子供の数は106万2604人で過去最低だった前年より約4万8000人減。一方、出生数から昨年死亡数を引いた「自然増加数」はマイナス2万1408人で、統計を取り始めた明治32年以来、データのない昭和19年-20年を除き初の減少となり、平成17年に人口減少社会に突入したことを改めて裏付けた。
厚労省は出生率の低下について、晩婚化や晩産化傾向にあると分析。また、15-49歳の出産人口や、出生率の高い25-34歳の割合が減少したことが出生数の減少を招いた大要因とみている。

=6/2産経新聞抜粋=

新聞報道(厚労省)は建前論を書いていると私は思う。そこでインターネットで「小子化」について調べてみた。

少子化の原因 

1人の女性が一生に産む子供は1.34人(1999年)。最近の女性は昔の女性に比べて、子供を産んで育てるのがいやになったのでしょうか。毎日新聞社人口問題調査会「家族計画世論調査」を見ると、そんなことはありません。既婚者の理想子供数は1975年の2.6人に対し98年は2.58人と微減していますが、79年、86年(いずれも2.51人)に比べると増えています。

では少子化の原因は何か。厚生労働省の白書は「女性の未婚・晩婚」と指摘しています。未婚の問題は端的にいえば、シングルマザーを社会的に認めているか否か。婚外子の割合は先進諸国に比べ、はるかに低く、遅れているのが現実で、日本はスウェーデンの約40分の1です。

また、晩婚は女性の高学歴化、就業率の上昇によるものと言われています。ただ、女性の就業率上昇→未婚→晩婚化→少子化と結び付けるのは短絡的でしょう。北欧では女性の就業→同棲→結婚→出産育児と進むのが一般的です。日本で女性の就業が晩婚化、小子化に結びつくのは、結婚・出産・育児と仕事を両立させることが難しい社会だからです。

とすれば、解決策はシングルマザーへの社会的承認、出産・育児と就業の両立保証、子供が健やかに育つ社会保障制度の充実、この3点を徹底させることです。

・少子化に対する展望と対策

社会は時代とともに変化しています。社会を構成する「家族」もまた大きく変化しています。専業主婦が減り、代わってパートタイムで働く妻、母が増えました。一方で若年層を中心に、結婚や出産を選択しない人が増えています。結婚すると自由が制約されるから独身の方が気楽という「パラサイトシングル」。そして、地域コミュニティーの希薄化による若い母の孤立化…。

日刊ゲンダイ
こんな連中に何がわかるか
ボケばかり!!

2001年度の「国民生活白書」では、そうした傾向を踏まえ、子育てを社会全体で支える考え方が必要で、保育サービスの早期拡充や育児休業・フレックスタイム制度などを充実させる必要性を指摘していますが、お題目の域を出ず、少子化危機への認識は乏しいと言わざるを得ません。

安心して子どもを産むために具体的に何が必要か。参考になるのが、2000年のILO(国際労働機関)総会で採択された妊産婦保護に関する183号条約(改正条約)と191号勧告です。ここでは出産休暇は14週以上、休暇中の所得保障は、休暇前の所得の3分の2以上と定め、全額にまで引き上げるべきとしています。さらに妊娠・出産・保育に関係する解雇は違法、出産後も出産休暇前と同じ職か同じ報酬の同等職に復帰する権利を保障、授乳のための時間は労働時間としています。しかし、日本政府は総会で、この改正条約と勧告について「高水準にすると各国が批准できない」との理由で棄権したのです。

もう一度書く。我々が知らされている情報は「目くらまし情報」ではないか。つまり建前論で本当の情報から国民の目をそらす情報コントロールが行われているふしがある。そのひとつに、母子手帳の交付数と実際の出生数とに大きな隔たりがあるという。このことに触れるのはタブーなのだろう。少子化対策としてこの問題が取り上げられたとは寡聞にして聞かない。もっとも、当然のこととしてオープンに出来ない事情がある。インターネットを調べてみた。

東久留米市民オンブズマンだより 

髪を染めるのをやめましょう  葉山 好江 (滝山)

 愛・地球博が日本の威信にかけて行なわれている。環境改善の方策はあらゆる方面で努力されているが、正直言って私のまわりの生活者の意識はそれ程、緊迫感は無い。
 少子化が叫ばれて久しいが、聞くところによると妊娠して母子手帳を交付される数の三分の一は流産か死産、その中には相当数の奇形児が含まれているという。五体満足に生まれてもアトピーや喘息で悩む子供も多いと聞く。最近0才から10才の患者に高血圧症や小児癌の患者が他の年令層よりだんとつに多いという統計が示された所がある。自然界では、魚や貝などにメス化が進行している。人間の男性の精子が若い男性になるほど減少しているという報告を新聞で見たときは、魚や貝に起こっている事は、やがては我々人類にも及ぶのだと、空恐ろしい思いにかられた。
 これらの原因がダイオキシンや化学物質による環境ホルモンによるものだということが早くから言われているのに、巷ではこうした物質がますます増えているのはどうしたことなのか。
 髪を染めている人の多いこと、ヘアカラーの害は排水を汚し、皮膚を通して人体をむしばみ、このような物質は特に子宮内に溜まりやすいので、胎児に与える影響は大きい。排水は川に流れ、私達の使っている水道は,その川から取水して浄水場でクリーンにされているとはいえ、ヘアカラーに含まれている化学物質は完全には取り除けないと水道局の人が証言している。私はそのことを知らされて、髪を染めるのをやめた。これは環境汚染のほんの一部に過ぎない。
 先日国連で地球環境を進めていらっした上村千葉大教授の話しを聞いて又愕然とした。世界の人口の2%に過ぎない日本人が41%の化学物質の洗剤や農薬、医薬品を消費し、垂れ流しているという統計がでている。2位のアメリカは26%、コマーシャルに踊らされて、便利だからと無限に消費をを拡大している。
 抗菌、除菌の製品のたぐい、自然界には存在しない不自然なものが次々に作りだされてきて、脳の司令塔が混乱して,自律神経失調症で原因不明の病気を発症している。
 こうした現象は止まることを知らない。行政の規制も必要だが、一人一人が正しい情報をキャッチして、今出来ることから始めていかなければ私達の子孫の未来は無い。


多摩川のコイ
解剖して精巣を比較した。上が正常のコイの精巣で白く太い。下が生殖不能のコイで中央の点線のような部分が精巣。

マミチョグ
メダカの一種マミチョグの卵を合成女性ホルモンの入った水で育てた結果、卵からかえったメダカは全てメス。骨の形成の異常も多くとくに頭の部分の骨の形成が不完全だった。
(真上からと横からの写真で、上段二つが正常のマミチョグ)

アフリカツメガエル
環境ホルモンのひとつ、DDTを加えた水の中でカエルの卵を育てると、巨大なオタマジャクシ(上)に成長しカエルにもならない。しかもオタマジャクシは全てメス。これはDDTが女性ホルモン様作用をし、甲状腺ホルモンが分泌されないため。(下は正常のカエルとオタマジャクシ)

卵子にたどり着くのは1/1億5千万
精子の写真
共に30代男性の精子の写真。(実際は無色透明)左が正常な精子で数は、1億5千万/ml。右は1千万/ml以下で、不妊の疑いがあり、奇形や運動率の悪い精子が目立つ。

水の舞普及会のお客様にも社会に目を向けている主婦グループがいる。子供が欲しくても子供が出来ない夫婦が多いという。周りから「子供はまだか」と言われ悩んでいる若い夫婦が多いという。病院に行っても異常はない。そのグループのあるご夫婦がトリムイオンを取り付けた。細かいことは省略するが、結果、体中から体内に浸透していた洗剤が噴出し、それが治まったら赤ちゃんを授かった。合成洗剤の害として言われていることを見事に立証した一例である。
このグループの主婦たちは、巷間に言われている少子化問題の原因などガセネタ情報だとして信じていない。自分たちが見聞し体験している事とはかけ離れた情報が流されているからだ。

還元水の仕事をはじめて13年。永年子宝に恵まれなかったのに、還元水を生活に取り入れたら子宝を授かったという例は幾例もある。当時私は合成洗剤や添加物の問題を知らなかったので、ホルモンバランスの改善によるものと考えていた。もちろん、そういう要素はあっただろうが、洗剤が噴出したお客様の例から、還元水がデトックスを促進し、体内に蓄積された毒素、妊娠を阻害する毒素の体外排出が促進されたことから妊娠したのだと、今では考えています。
また奇形児(死産も含めて)の出産が多いとも言われていますが、運良く妊娠したとしても体内に蓄積された有害物質による遺伝子障害による結果だと思われます。自然界を見れば明らかでしょう。もう自然界では生殖異常や奇形など異変が起きているのですから。
もっとも人間の赤ちゃんも、こう言われるそうです。「お母さん、指が6本でよかったですよ。切ればいいんですから}(医者の言う科白かよ!)

そして、最後の話題は精子数の減少問題です。建前論でなく、本音の部分で少子化問題を論じ、対策を講じるときに来ています。国民の目から真実を隠し、利権にすがっていたいのですか?国家百年の大計よりも優先させるものがおありなのですか?マスコミも大切なスポンサー様のことは報道できない?社会の木鐸変じてボケナスですか?

精子の数、日本最下位

今回のニュースもちょっとショックです。読売新聞(2006年5月31日記事)に下記のニュースが出ていました。

精子の数、日本最下位「日欧共同研究 フィンランドの6割」

日本人男性の精子数は、フィンランドの男性の精子数の約3分の2しかないなど、調査した欧州4か国・地域よりも少ないことが、日欧の国際共同研究でわかり、英専門誌と日本医師会誌5月号に発表した。

環境ホルモンが生殖能力にどう影響するか調べるのが目的。精巣がんが増えているデンマークの研究者が提唱し、日本から聖マリアンナ医大の岩本晃明教授(泌尿器科)らが参加した。神奈川県内の病院を訪れた、20~44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精液を採取した。

年齢などの条件は各国でそろえ、禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正して、各国男性の精子数を統計的に比較した。日本人男性は他国の男性よりも禁欲期間が長く、日本人の精子数を100とすると、フィンランドが147、スコットランド128、フランス110、デンマーク104で、日本が最低だった。

ただ、環境ホルモンの関与が疑われる精巣がんや生殖器の異常の発生率は、日本人男性では非常に低く、研究チームは「精子数の違いは栄養や生活習慣、人種差などが関係しているのではないか」としている。

(2006年5月31日讀賣新聞)