有害物質はデドックスで…!

先日、ある整水器を販売している方から、当社よりも素晴らしい整水器があるので、こちらも取り扱いませんか?というお誘いを受けた。
「当社よりもどこが素晴らしいのか?」と聞くと浄水性能が素晴らしくよく、水道水中の有害物質の90%を除去するのだそうだ。
そして、整水器の寿命も15年~20年持つという。カタログを見せてもらうと、確かに浄水性能は素晴らしいようであるが、寿命については疑問符がついた。というのも、電極の洗浄方式が、従来と同じ「自動洗浄方式」。
つまり、還元水を取水して水道を止めると、信号が入ってプラス極とマイナス極を反転させて、逆電気分解を行う。しかし、水道が止まっているので、新たに水が流れてくるわけではない。整水器の中の残り水が抜ける間に電気分解を行う。その量200~300CC。排水ホースをみればどのくらいの量の水で逆電気分解したかがすぐ分かる。チョロチョロのチョロでおしまい。
1リットル、2リットル取水した後で、チョロチョロのチョロでは電極のミネラルを取り終わらないうちに逆電気分解が終わってしまう。電極にメッキされたミネラルが取り切れない。洗浄しても毎回、取り残しが蓄積されて、ついには電気分解しなくなる。早い場合は2年でアウト!

もう一つの自慢は、酸化還元電位とPHがデジタルで表示されるという。そして酸化還元電位を強調する。残念でした。いまだに酸化還元電位を振り回しているのは時代遅れです。過去の仮説の時代はそれでよかったのですが、九州大学大学院の白畑實隆教授と日本トリム社との共同研究によって、酸化還元電位は関係ないことが分かってしまったのです。
そのことは、アメリカの国際学術誌「BBRC」に発表されましたし、この「新・管理人のつふやき」でもご紹介した通り、長野の新光電気におけるIC基盤材の実験でも証明されています。
ところが、日本トリム以外の、ほとんどのメーカーは、自分たちで学術的研究も、検証も行っていないので、過去の酸化還元電位論をいまだに声え高に唱えています。
酸化還元電位=活性水素、ではないのに「活性水素」を唱えています。

ところで、彼らが唱える「有害物質」は何も水を経由してだけで体内に入るわけではありません。家の水道水をきれいに浄化して「安全」と喜んでいる人が、今、このファミレスの得体の知れない水を平気で口にしている。この水にダイオキシンは入ってないという保証はあるの? さっき食べた、食事に添加物や残留農薬、ダイオキシンは含まれてないというの?
つまり、家の水だけ神経質に浄化して喜んでみたところで「頭かくして尻隠さず」。

「万病の原因は化学物質だった」という小冊子から…

ガン、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、アトピー性皮膚炎、人工透析などの慢性病にかかる人が増加傾向にある。
ガンでは140万人、糖尿病では1620万人、高血圧では4000万人、人工透析を受けている人は20万人、アレルギー疾患は国民の3人に1人がかかっていると言われている。現代医学は日進月歩で進歩している筈なのに、これは、どういうことなのだろうか?
日本は冠たる長寿大国だが、その実態となると、前述した内訳だ。これはむしろ、難病大国と呼んだほうが相応しい。
糖尿病や肥満、高脂血症などの生活習慣病については、動物性蛋白の過剰摂取と運動不足などが原因として考えられるが、ガンやアトピー、肝・腎炎などについては、残留農薬や防腐剤や着色料などの環境ホルモンなどの化学物質の疑いが濃厚だ。

深刻なのは若い男性の生殖能力が障害を受けていることだ。20歳前後の男性で、WHOが定義する健康な精子を持っている人はほんの数%しかいない。これはダイオキシンなどの内分泌かく乱物質の所為であることが世界中の学者から指摘されている。

街のスーパーやコンビニには、色とりどりの弁当や総菜、ファストフードなどの加工品が並ぶ。これらには防腐剤や着色料、化学調味料などの食品添加物が含有するのがほとんどだ。
こうした食品添加物は350種類ほど数え、米国では発ガン性があることから使用禁止になっているものも少なくない。また、催奇形性の疑いのある添加物も少なくなく、死産や奇形出産の原因の疑いが濃厚だ。ガンやアトピーはこれらの食品添加物の興隆と歩調を合わせるように増加した疾患だ。

これは放置してよい問題ではない。

この化学物質の害から逃れるのは、今日の社会では不可能なのかもしれない。

この国は食料自給率40%。ほとんどの食料を輸入等頼っている。たとえば果物を輸入する場合、10日から10数日の時間を有するわけで、その間に果物の腐敗を防止するためには、かなりの量の農薬を使わざるを得ないのは当然で、我々の認識が足りないだけの話なのかも知れないが…。
その他、食品添加物や、環境ホルモン…。ダイオキシンは95%は食品から摂取しているという。

だったら、どうする? 浄水器の性能がいくらよくても、ファミレスで食べた食事、コンビニの弁当から、体内にダイオキシン、環境ホルモン、添加物、農薬が体にはいってしまった貴方、それをどうするの? だから「頭かくして尻隠さず」なのですよ。

体内に溜まった有害物質は、どこから排出されるか知っていますか? 唯一「汗腺」しかありません。もうひとつ母乳からも排出されますが、これは赤ちゃんを産んだお母さん以外は関係ありません。


年々増え続ける輸入魚介類。輸入国名の表示がないのでどこからきたかわからない。

TBZを噴霧されているアメリカのリンゴ。この後、農薬を落ちにくくするためワックスがスプレーされる。(ph/日本子孫基金 小若順一)

築地市場に積み上げられた外国産フルーツ

そこで、今「デドックス(体内解毒)」が言われます。入浴して汗をかいて、「デドックス(体内解毒)」しようというわけです。

私は、お風呂に「海水の素」を入れて、還元水を飲みながら(つまり水分を補給して、汗として出す)入浴しています。汗をかいてデドックスしていてます。入ってくるものが防げなかったら「出す」しかない!ではありませんか?