娘の保育園のおまつりで、よみきかせをする。
どんなおはなしがいいものかと
いろいろと調べてみた。
赤ちゃん向き、幼児向き、小学生向きというふうに
年齢別に分けて、それぞれの発達段階に応じた本を選ぶのだが、
たくさんありすぎて、迷ってしまう。
幼児向きのえほんの紹介のなかにこの本をみつけた。
『ずーっとずっとだいすきだよ』
ハンス・ウィルヘルム 作・絵
久山太一 訳
(評論社)
エルフ(犬)とぼくは小さいときからずっといっしょに育った。
遊ぶのもいっしょ、おふろに入るときもいっしょ。
そして、毎晩いっしょに眠った。
ぼくは次第に成長して背が高くなる一方、
エルフはだんだん太っていって、
散歩を嫌がるまでに、動作が鈍くなっていった。
ある朝目が覚めると、エルフは死んでいた。
この作品は愛するものとの死別がテーマだ。
ぼくは、必ず寝る前にエルフに
「エルフ、ずうっと、大すきだよ」
と言ってやっていた。
ぼく以外の家族もエルフのことが大好きだったけれど、
口に出して「すき」と言ってやらなかった。
「すきならすきといってやればよかったのに、
だれもいってやらなかった。
いわなくっても、わかるとおもっていたんだね。」
という言葉が印象的だ。
普段、家族といっしょに過ごしていると、
それが当然のことのように思えてくる。
慣れというのは、ときにはおそろしく、
思いを言葉に出さないと、
自分の心がカサカサに乾き、感動できなくる。
人間は、その字がしめしているとおり、
人と人の間の関係性の中で
人間らしく生きていく生き物だ。
会話をすることによって、
お互いの気持ちが分かりあえ、優しくなれる。
幸い、うちの子どもたちはよくこう聞いてくる。
「ママ、○○(息子の名前)のこと好き?」
「●●(娘の名前)のこと好き?」
私はこの質問をすごく大切に受け止めている。
「ふたりともだーいすきだよ」
と、とびきりの笑顔で答えると、
二人ともすごくうれしそうな顔をする。
「きょうも元気でいてくれてありがとう。
あなたはあなたのままでいてください。
それ以上のものを求めるのは、よくばりじゃないか?」
子育てに対する私の基本的な考え方はそんな感じだ。
そうはいっても、些細な失敗やいたずらに
目くじら立てて叱ってしまい、後になって
「あそこまで言わなくても・・・」
と反省する自分がいるのも事実だ。
ま、笑顔ばかりじゃ母親はつとまらないよと自分に言い訳をして、
「めんどうくさいな」
と思うときがあってもいいから、
つかず離れず見守りながら、
じっくり彼らとつきあっていこうと思う。
このお話のテーマは、大切なものとの死別だといったが、
「大切なものへ愛を伝えること」ともいえる。
相手に対してありったけの気持ちで
「愛してるよ」
と伝えることで、お互いの心をあたため、人生を豊かにしてくれる。
生きる希望を与えてくれる。
作者の優しい語り口が、さらに魅力的な作品である。
(息子の1年生の国語の教科書にものっていた。)
どんなおはなしがいいものかと
いろいろと調べてみた。
赤ちゃん向き、幼児向き、小学生向きというふうに
年齢別に分けて、それぞれの発達段階に応じた本を選ぶのだが、
たくさんありすぎて、迷ってしまう。
幼児向きのえほんの紹介のなかにこの本をみつけた。
『ずーっとずっとだいすきだよ』
ハンス・ウィルヘルム 作・絵
久山太一 訳
(評論社)
エルフ(犬)とぼくは小さいときからずっといっしょに育った。
遊ぶのもいっしょ、おふろに入るときもいっしょ。
そして、毎晩いっしょに眠った。
ぼくは次第に成長して背が高くなる一方、
エルフはだんだん太っていって、
散歩を嫌がるまでに、動作が鈍くなっていった。
ある朝目が覚めると、エルフは死んでいた。
この作品は愛するものとの死別がテーマだ。
ぼくは、必ず寝る前にエルフに
「エルフ、ずうっと、大すきだよ」
と言ってやっていた。
ぼく以外の家族もエルフのことが大好きだったけれど、
口に出して「すき」と言ってやらなかった。
「すきならすきといってやればよかったのに、
だれもいってやらなかった。
いわなくっても、わかるとおもっていたんだね。」
という言葉が印象的だ。
普段、家族といっしょに過ごしていると、
それが当然のことのように思えてくる。
慣れというのは、ときにはおそろしく、
思いを言葉に出さないと、
自分の心がカサカサに乾き、感動できなくる。
人間は、その字がしめしているとおり、
人と人の間の関係性の中で
人間らしく生きていく生き物だ。
会話をすることによって、
お互いの気持ちが分かりあえ、優しくなれる。
幸い、うちの子どもたちはよくこう聞いてくる。
「ママ、○○(息子の名前)のこと好き?」
「●●(娘の名前)のこと好き?」
私はこの質問をすごく大切に受け止めている。
「ふたりともだーいすきだよ」
と、とびきりの笑顔で答えると、
二人ともすごくうれしそうな顔をする。
「きょうも元気でいてくれてありがとう。
あなたはあなたのままでいてください。
それ以上のものを求めるのは、よくばりじゃないか?」
子育てに対する私の基本的な考え方はそんな感じだ。
そうはいっても、些細な失敗やいたずらに
目くじら立てて叱ってしまい、後になって
「あそこまで言わなくても・・・」
と反省する自分がいるのも事実だ。
ま、笑顔ばかりじゃ母親はつとまらないよと自分に言い訳をして、
「めんどうくさいな」
と思うときがあってもいいから、
つかず離れず見守りながら、
じっくり彼らとつきあっていこうと思う。
このお話のテーマは、大切なものとの死別だといったが、
「大切なものへ愛を伝えること」ともいえる。
相手に対してありったけの気持ちで
「愛してるよ」
と伝えることで、お互いの心をあたため、人生を豊かにしてくれる。
生きる希望を与えてくれる。
作者の優しい語り口が、さらに魅力的な作品である。
(息子の1年生の国語の教科書にものっていた。)