台風15号の影響で、市内の学校が臨時休校となった。
息子も妹も一日お休み。
外にでかけるわけにもいかず、ずっと家で過ごした。

午前中の空は静かだった。
雨が降ったり止んだりしていたが、
台風が近づいているとは思えないほどだった。

ならば買い物に行っておきたいと思い、
子どもたちを誘ってみるが、行く気まったくなし。
昨日多めに食料を買ったので、
困ることはないだろうとあっさりあきらめた。

暇なので、子どもたちとトランプをした。
大富豪を連続4回。
そのうち勝ったのは1回だけ。
子どもたちの実力はもう完全に私を超えている。

午後から雨風激しくなった。
2階にいると、強風で家が揺れて、
倒れてしまうかもしれないと思うとおそろしくなった。

子どもたちはそんなことはおかまいなしに遊んでいた。
いや、むしろ雨風が窓をたたきつける轟音を楽しんでいるかのようだった。
かつて子どもだった私もそうだったけれど、
自分が守られている範囲において、
このような非日常的な体験に恐れの入る余地はないものなのだ。

でも、そんな明るい子どもたちがいてくれたから
私の気分は暗くならずにすんだ。
最低限の恐怖感だけで過ごすことができた。
感謝、感謝である。

テレビをつけると台風関連のニュースばかり。
岐阜、名古屋、静岡など多くの地域で
非難勧告や指示が出ていると伝えていた。
名古屋は100万人規模の非難勧告だというが、
全員収容できる施設数があるのかどうか心配だった。

前回の台風で、甚大な被害を受けた
和歌山県の田辺市と
奈良県十津川村の土砂ダムのことも気になった。

そして、実家のことも。
電話で聞いてみると、何も被害はなかったが、
近所の家では床上浸水が起きたり、
畑の作物が水浸しになったりと、大きな被害が出たところもあるそうだ。

夕方、突然停電した。
急いで、懐中電灯やろうそくなど停電対策セットを準備した。
震災後の計画停電のときに使ったものだ。
幸い5分くらいで復旧したので、それらは使わずにすんだ。

自然災害の恐ろしさをまざまざとみせつけられた一日だった。