今回、レビューブログさんからサンプルをいただきました。
ホメオパシー子育て日記(ホメオパシー出版) という本です。
ホメオパシー療法で2人の子どものアトピー性皮膚炎を治療していった体験談がつづられています。
ホメオパシー療法とは、200年前にドイツの医師が考案した民間療法です。
病気の症状と同じ症状を引き起こす物質(レメディー)をごく少量体内に取り入れ、
刺激を受けて自然治癒力が発動し、体から老廃物(体毒)の排泄が起こり、
次第にその病気を治していこうという治療法です。
つまり、体内のいらない物をレメディーによって外に出してしまい、
健康な体を取り戻そうというものです。
科学的な根拠ははっきりしていませんが、
欧州各国では保険が適用されているところもあり、今、注目されている治療法だそうです。
老廃物を排泄のことを好転反応というそうですが、
想像を絶するほどの苦痛をともないます。
筆者の次男太聖くんはかゆみが増し、皮膚の症状が悪化して全身に膿が出てきました。
それでも、筆者はホメオパシー療法を続け、医師のすすめるステロイド剤を拒みます。
最初筆者は、症状が出れば薬で治そうという現代医療は間違っていると考え、
自然治癒力を引き出すホメオパシー療法を正しいと考え、世間から孤立していくのですが、
ホメオパシー療法をすすめていくうえで出会った人々の助言もあり、
最終的には、どちら必要と考えるようになりました。
私自身、幼少のころから軽いアトピー性皮膚炎があり、
季節の変わり目などに全身に症状がでて、皮膚科に通っていました。
そこでもらった塗り薬は多分ステロイド剤だったと思いますが、
塗るとすぐにかゆみが引き、皮膚がきれいになるので、
親も何の疑問ももつことなく使っていたと思います。
中学生の頃には症状が出ることはなくなったのですが、
今でも全身皮膚が薄く、赤らんでいます。
首筋や肘、ひざの裏側など、たくさん薬をつけたところは薄く黒ずんでいます。
医師の処方に従って薬を塗っていましたが、
本当に必要な量以上の量の薬を塗っいたのだと、今になって思います。
もし、自分の子どもが風邪をひいたら、
また皮膚が掻傷だらけになって苦しんでいれば
私はすぐに病院に連れて行きます。
でも、過去のことがあるので、薬を与えるとき
「この薬はこの子にあとあと悪い影響を及ぼしはしないだろうか?」
と心のどこかで思わずにはいられません。
筆者は、こう言っています。
「治療させることができるのはホメオパスでもなくレメディーでもなく、自分自身しかないのだ」
レメディーはあくまでも気づきのきっかけであり、自分自身と向き合い、思いを受け入れ、
認め、許すことが治療するために必要な作業なのだと。
心の内に押し込められた過去の自分の気持ちを開放し、
どんな自分であれその存在を認め
これからどういう自分になりたいか考える、
心の問題を解決してこそ、体の症状を抑えることができるということでしょうか。
まさに心と体は一体なのですね。
子どもの頃に愛されずに抱えた悲しみや怒り、恐れが
大人になっても心の奥底で生き続けることをインナーチャイルドというそうですが、
これが自分の子にも影響を及ぼしているという事実があります。
この筆者も母親のことを物申せない弱い人であると思っていて、
自分は完璧で強い母になろうと努力してきました。
母親を反面教師にしてがんばってきましたが、
ホメオパシー治療を受ける間に、
母は感情を抑圧してもなんの解決にもならないと身をもって教えてくれたと、
母の存在に愛情すら覚えるようになります。
この本を読ませてもらって、すべて共感できたというわけではありませんが、
改めて気がついたことがあります。
子育てをしていくうえで大事なことは、子どもの話をよく聞いてあげようということです。
学校や保育園で起こった出来事、そのときに思ったことなど。
「こうやったっらよかったんじゃないの?」
なんて批判めいたつっこみは言わないで、
ありのままの子どもの話に耳を傾け、
時には私のエピソードなんかも交えて楽しい時間をすごしたいなと思いました。
また、自分自身のことをもっと好きになりたいなと思いました。
子どもたちに
「大好き」
という前に自分の心が満たされていないと、
その言葉は白々しく宙を舞って相手の心に届きません。
多分すぐにイライラして、悪いところに目がいって、
いいところをほめてあげられないような気がします。
子育てでこれからも悩み、大丈夫かな?と思うことは山ほどあることでしょう。
でも、その問題から逃げず、ひとつひとつ自分なりに考え、答えを出していくことによって
だんだん母親になっていくのです。
母になって7年ですが、まだまだ私は至らない母親です。
子育てとは親育ち、少しずつ成長させてもらいたい思います。
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