【天声人語】2006年06月28日(水曜日)付

 半世紀近く前のことである。学校からの連絡や保護者の短文を載せたガリ版刷りの学年通信が、時折配られた。ある時、万葉集から山上憶良の歌を引きつつ我が子への愛をつづった、ひとりの母親の随想があった。


【感想】
キーワード:溝
 子が親を、または親が子を殺す事件が多い。最近は、子が親を殺す事件のほうが多いか。
 原因は何か。親子の考え方の行き違いか。子供のためを思って、行動する親が多いとは思うが、それは必ずしも伝わらない。むしろ、伝わらないほうが多い。それは今も昔もあまり変わらないように思う。
 子は親を見て育つのだから、親に問題があると言えなくはない。しかし、そうなると今度はその親を育てたのは誰か、ということになる。これでは堂々巡りで終わらない。
 人との繋がりが薄くなってしまったことに大きな原因が隠れていると思う。子を含め、人との接し方が下手な人間が増えている。間違った子育てをすると、自分の身に降りかかってくるかもしれない。子育ても命がけか?