【天声人語】2006年06月22日(木曜日)付

 同じ職場の人が転勤や定年で去る時、我流の折り句を献呈することがある。例えば五七五の上に、その人の名を一字ずつ置いてゆく。こちらは転勤でも定年でもないが、最後の国会を終えてロスタイムに入った観もある小泉首相で、長めの一句を試みた。


【感想】
キーワード:送る言葉
 出会いがあり、別れがある。節目節目に現れる恒例行事のようなものだ。その際に、挨拶をする人もいれば、気づいたら会わなくなってしまう人もいる。
 知り合いが多い人間と少ない人間がいる。その差はなんだろうと考えてみる。一つに知り合いが多い人は別れが少ないのだと思う。もちろん、それだけではないが。
 ようするに、人と付き合っていくのがうまいのだろう。そんな人は別れの言葉ではなく、再開に向けた言葉を使うのか。
 知り合いは多いほうが楽しい。たくさんの知り合いを作るには人としての魅力を磨くだけでなく、別れる人を少なくすることも必要か。