【天声人語】2006年06月19日

 佐藤正純さんは北海道のスキー場で、スノーボードで転倒し、頭を強く打った。1カ月後に意識が戻り始めたが、人の顔もぼんやりし、まるで影絵の中にいるようだった。1年が365日であることも忘れていた。10年前、37歳の時だ。


【感想】
キーワード:障害
 聞くよりもずっと大変だろう。障害のある人の生活というのは、健常者が及びもつかないところに不便があるのだ。目が見えない、耳が聞こえない、歩けない、腕が動かない、体が動かせない。程度も重度もさまざまだが、みな生きている。
 バリアフリーと言う言葉がある。体が不自由な人が苦労しないような設備、考えのことだ。日本はこれから、年寄りだらけになる。体が不自由な人が健常者の上回ることがあるのかもしれない。だが、嘆くことは無い。今のうちからもっと障害者やお年寄りが暮らしやすいシステムを作ってゆけばいい。必要は発明の母。国も、自分たち自信が直面する問題なら重い腰を上げるだろう。
 楽観的かもしれないが、なるようにしかならないのだから、明るい未来を予想しよう。