【天声人語】2006年06月15日
テーブルにコップを置く。ビールをつぐ。その時、泡が多少勢いをもってあがるくらいにする。泡が落ち着いたら、今度は静かにつぎ足してコップを満たす。かなり前、指揮者の岩城宏之さんが、おいしいビールのつぎ方をテレビで実演していた。試してみると、いつもより細やかな泡に包まれたビールは、味わいがぐんと増していた。
【感想】
キーワード:挑戦
何か新しいものを生み出すためにはなにが必要か。挑戦する心だろうか。すでにあるものに満足せずに何かを自分でやってやろうというハングリー精神。こういう人が時代の先を行くのだろうか。
日本人はそういった力が不足しているようだ。生まれたときから豊かな暮らしをしている人が多く、幼い頃からそういった力をはぐくむための環境が無かったからか。中国などよりもそういった面で劣っているように思える。
しかし、何も革新的なことをやるだけが挑戦ではない。自分では無理だと思っていたものに挑む。そんな小さな挑戦の日々を繰り返すだけで人は成長するものだろう。ほんの小さな挑戦する心が未来の大きな変化をもたらすのかもしれない。