【天声人語】2006年05月30日

 直接の噴火災害の他、うわさによるパニックが起きる心配もある。大地震で危機にさらされた人々にとって、今後大噴火が起きるかどうかは重大な関心事だ。不安にかられると、デマや憶測に左右されやすくなる。


【感想】
キーワード:うわさ
 人はうわさ好きなものだ。日々、いろいろなうわさを聞いては楽しんでいる。それが正しいかどうかはわからない。楽しむのは自由だが、鵜呑みにするのは馬鹿だ。情報としてというよりも、エンターテイメントとして聞いているのかもしれない。
 しかし、人は極限状態になると、普段、信じないような馬鹿らしいことでも信じてしまうことがある。それで、不安になったり、パニックを起こしたりする。そういうときこそ冷静にならなければならないのだが、そんな“できた”人間はなかなかいない。はたして、自分がそういう状況に置かれたとき、冷静でいられるだろうか。体験したことの無いのでわからないが、想像することには意味がある。あらかじめシミュレーションをしておくことで、実際にその状況が起こったときに、心理的にゆとりができることもある。 防災訓練などはそれを行動に移したものともいえる。
 常に冷静でいられるようにしていたい。