【天声人語】2006年05月29日
10年余り会社勤めをしていて、漁師になりたいと思ったら、どうすればいいのだろう。福岡に住んでいた山本幸徳さん(38)はインターネットで「漁師」を検索してみた。社団法人・大日本水産会の主催する「研修生募集フェア」の案内が出ていた。3年前のことだ。
【感想】
キーワード:自然
日本人は魚をよく食べる。だが、漁師は毎年減り続けているという。
自然を相手にする仕事。農業もそうだが、漁は天候や年によって大きな影響を受ける。収入は不安定だろう。自然は土日祝日関係ない。魚が採れるときは海に出る。
サラリーマンと比べて、苦労は多いだろう。それでも漁師になる人がいる。転職組が多いという。人間関係に疲れたのだろうか。「海は裏切らない」と語ることから何かあったことが伺える。
何か強い信念があるならばよい。しかし、現代社会から逃げて漁師になるのではいけない。自然はそこまで甘くない。弱い心のままではいつか行き場を失う。