【天声人語】2006年05月19日
マンションには墜落はないが、弱ければ、地震で壊れて人命が失われる可能性がある。小嶋容疑
者は以前、マンションの引き渡しを延期する選択もあったのではないか、という本紙の取材に色を
なして答えたという。「物件の引き渡しは契約で定められた義務の履行だ」
【感想】
キーワード:金と人命
契約には納期が含まれるが、安全性は入っていないのか。間に合えばなんでもいいわけではないだろう。
耐震強度偽装事件。小嶋社長がいつ偽装を知ったのか、まだ詳しいことはわからないが、始めから知っていたのならば、金のために安全性を蔑ろにしたということだろう。完成してから知ったのならば、納期という契約の一部のために、会社の一時的な信頼を取ったということだろう。どちらにしても、自己中心的な考えである。
こういう人間は必ずいる。その考えがまかり通らないような制度作りが必要である。