【天声人語】2006年05月18日

 中学生だった娘を日本から拉致された父と、高校生だった息子を韓国から拉致された母とが、ソウルで手を握りあった。国家犯罪が強いた、あまりにも過酷な巡り合わせによる「親類」だ。その手のつながりが、ことを進める新しい一歩になればと思う。

 約半世紀にわたって対立してきた「在日本大韓民国民団」(民団)と「在日本朝鮮人総連合会」(総連)のトップが、きのう会談した。共同声明には「反目と対立を和解と和合に転換させる」とあった。


【感想】
キーワード:対立と和解
 雨降って地固まるとはいうが、長すぎる雨だ。韓国と北朝鮮の対立はこれを機に終わるとよい。しかし、簡単には地面が固まるとは思えない。気長にがんばってもらいたいところだ。
 拉致問題に関して、韓国でもメディアが大きく取り上げるようになったようだ。横田さんの努力の成果でもあるだろう。正直、拉致問題のニュースになると、まだやってるのか、と思ってしまう。TVに出ても進展があまりないというだけでなく、自分が生まれる前のことを言われてもピンと来ないというのもある。日本と韓国で手を組んで、拉致問題に終止符を打ってもらいたいところだ。