【天声人語】2006年05月03日
小泉首相は、再編のための法案の提出を先送りするという。再編は国の針路を左右するだけではない。経済や財政にも影響するような膨大な出費を約束して、後は頼むでは済むまい。
【感想】
キーワード:先送り
目の前の問題を先送りにする。もしくは先延ばしにする。そのしわ寄せはあとで一気に来る。できることは早めに。これはなかなか難しいもので、学生時代のレポート提出は先送り先送りで期限ギリギリになって苦労したことをよく覚えている。
人間、面倒なことはどうしてもあとへあとへと追いやってしまうものだが、そればかりでは勉強、試験、仕事、どれも満足に終えられない。結局、やる時間が減るからだ。背水の陣とか、火事場の馬鹿力とかいうものに頼ってはいられない。そんなことでは学校の成績も上がらないし、仕事では信頼も得られない。
さて、法案の先送りというのは、前述のものとはまったく違うものかもしれない。しかし、自分で決定したものを「あとはまかせた」などと言って、逃げるようでは国民の信頼など到底得られない。