【天声人語】2006年04月28日

 107人の死者を出したJR宝塚線(福知山線)の脱線事故から、25日で1年。両親を失った小杉謙太郎さんは今春、社会人になった。「自分としてはこれからの新生活が踏ん張りどころだ……事故を自分の人生の足かせにしては、向こうで二人に顔向けできないと思っている」

【感想】
キーワード:事故と変化
 何が起こるかわからない。事故はまさに突然にやってくる。それは巻き込まれた本人だけでなく、その人に関わる人にも大きな変化をもたらす。
 1年前のJR福知山線の事故は、まさに未曾有の事故だった。電車の安全を改めて考えさせられる大きな出来事だった。
 事故の被害者とその知り合いは変わらざるを得ない。亡くなった人や後遺症の残る人もいる。一方、加害者側は変わらなければならない。事故によって、変わらざるを得なかった人たちをこれ以上増やさないために。