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 7月18日、福岡薬院にあるライブハウス「BEAT STATION」において、「イッツ・ア・パラレルワールド Vol.3」が開催された。これは、2014年に8月に結成された4人組J-POPユニット「eieio」の1stアルバム「乙女ファンクション」の先行発売を記念して開催された、対バンライブと物販を兼ねたイベント。出演ゲストも、福岡を拠点に活躍しているアーティストはもちろんのこと、関西を拠点にしながら首都圏でも展開しているユニットなど、新人からベテランまで多種多様なグループが集結した。そのなかでも出演者では一番の大所帯で、しかも全員が女性というアイドルユニット「印象プリンセス」は会場を華やかにしていた。

 印象プリンセスは、アニソンやボーカロイド(以下、ボカロ)の楽曲をメインに歌うアイドルとして2015年12月にデビューしたユニット。「サブカルが大好きな女の子」をコンセプトに、メンバー全員がなんらかのオタクという個性が際立ったアイドルである。アニソンやボカロ曲がメインといっても、純然たるコピーユニットというわけではないので、カバー曲を歌うだけでなくオリジナル曲も続々とリリースしている。これまでにCDシングルが1曲、配信限定で2曲が販売されている。今回のイベントでも唯一のアイドルとして存在感をアピールしており、会場には彼女たちの天使のような歌声が響き渡っていた。

「前物販」
 開演前に行われる「前物販」は、開場と同時にスタートした。印象プリンセスは入口を入ったすぐ左手に物販ブースを設けていた。開場が予定時間よりも少々遅れた事もあり、入場を待ちわびていたインプリスト(印象プリンセスのファンの総称)は、受け付けを済ませるとすぐに物販ブースに殺到した。壁際には2ndシングル「Lucifer's Code.」と3rdシングル「新世界恋想曲」のサイン入りポスターが掲げられていた。そして、メンバーもシングルで使用された衣装(2ndシングルの衣装2名、3rdシングルの衣装1名)で物販を行っていた。ブースは大盛況で、開演してもしばらくは列が途切れる事はなかった。

「ライブ」
ライブは「WAZKA」を皮切りに、「SPICE CONTROL」「the Thursday」「Aya MiKi」と続き、5番手に「印象プリンセス」が登場した。ステージにメンバーが登場すると最初に「MCは今月誕生日の寿理が担当します」と述べ、続けて「これから新曲を2曲続けて歌います」と宣言した。

 印象プリンセスは全員で11名いるが、今回は曲に合わせてグループを2つにわけ、衣装もその曲のポスターで使用した衣装で揃えた。一つは白いドレス、もう一つは暗目の赤を基調とドレスであった。曲の簡単な紹介が終わると、早速スタートした。

 1曲目は3rdシングル「新世界恋想曲」を披露した。アップテンポで激しい曲かと思うと、どこか切ない歌詞がギャップとなり、何ともいえない気持ちにさせた。間奏の時に大きくジャンプをして、純白のドレスのスカートをなびかせて激しいダンスを披露した。

 2曲目は2ndシングル「Lucifer's Code.」を披露した。とても早いリズムの楽曲で、当然歌も早口となったが、メンバーは見事に歌い上げた。それに負けないように、インプリストからも超高速のMIXが入った。歌のイメージ通り、間奏の時のダンスは「ルシファー」を連想させる妖艶さに満ちあふれていた。

 歌い終わったところでMCが入り自己紹介となったが、11名全員が行う事から「全員覚えて帰って下さい。強制です」と無茶ブリをした。全員が自己紹介を終わると「覚えましたか?覚えてなくても安心して下さい。全員がTwitterをしているのでフォローして下さい」と述べた。さらに「強制です」と付け加えた。

 そして3曲目は、印象プリンセスメンバー全員でデビュー曲である「インプリメンテーション!!」を歌い上げた。白い衣装と暗目の赤の衣装は良いコントラストになり、インプリストもコールを入れて会場を魅了した。印象プリンセスのステージではアニソンやボカロの楽曲をカバーする事が少なくないが、今回は全てオリジナルを披露し、アイドル色を強調した。

「後物販」
 ライブ終了後、ただちに後物販が開始された。印象プリンセスの物販コーナーは、前物販を行った場所から移動し、会場内後方にある喫煙コーナーに設置された。今回は、メンバー8名が物販に登場したことから、まさに圧巻の風景となった。物販のメインであるブロマイド&ミニ交流会に参加した人たちは常連が多いようで、メンバーとの会話が弾んでいるように見えた。ステージと違ってアイドルの素顔に迫る事が出来るので、インプリストは皆、満足していたのではないだろうか。

 物販の終了時刻は23時頃になっていたが、出演者も観客も全く疲れを見せず、宴の余韻に浸っていた。

イッツアパラレルワールド