2025年8月某日、僕は大阪に居た。大阪にはたまに来ているのだが、その度に行きたいと思っていたお店がある。
そのお店の名前は「タコたこ」。
名前からわかる通りたこ焼きのお店だ。以前、大阪に自動車で来た時に「せっかく大阪に来たのだからたこ焼きでビールを呑みたい」と思い、たまたまホテルの近くにあったので行ってみたのがキッカケだ。
お店に入りメニューを見ると「明石焼き」があり、この時は明石焼きが何であるかも知らずに「せっかくなので変わり種を食べてみよう」と思い注文したのだが、これで見事にハマってしまった。
この時は、そんなに大阪に来る事もないだろうから、また明石焼きを食べる機会はないだろうと考え、迂闊にもお店の名前を覚えなかった。
その後、大阪に来る機会が増えてからは明石焼きが食べたいと思いお店を巡るのだが、大阪はあくまでも「たこ焼き」であり「明石焼き」ではない。何となく入ったお店では明石焼きを扱っておらず、結局は「あの店」に行く必要があった。
記憶を頼りにネットで調べて、やっと見つける事に成功した。今回は電車で行ったのだが、御堂筋線で新大阪駅の隣「東三国駅」4番出口のすぐそばにお店はあった。
お店の前に立つと、あの時の記憶が蘇る。
中に入りメニューを確認し、「明石焼き」と「ビール」を注文した。
店員さんから「明石焼きは時間がかかります」と言われ観察していると、たこ焼きは常に焼いているのでストックされているのだが、明石焼きは生地が違うので注文してから焼いているようだった。
ビールはすぐに提供され、注文してから10分くらい経ってから明石焼きが到着した。本当に久しぶりの対面だ。
「いただきます」
出汁にたこ焼きを入れて口に入れる。卵がメインの生地と出汁が口の中に広がる。うまい。すぐにビールを呑んでみる。やはりうまい。この組み合わせはまずい。どちらもガンガン進んでしまう。
途中、出汁に一味を入れて味変してみると、これもうまい。全体的に薄味で上品な感じがするのだが、一味の辛さがアクセントになり、さらにうまくなる。もちろん、ビールとの相性もバッチリだ。
最後の1個は出汁の中で崩して呑むようにいただく。さらにビールを飲み干して、この食事を締め括った。そう、前に来た時もこんな感じだった。
今回、場所を確認出来たので、今後はもっと頻繁にくる事が出来そうだ。
「ごちそうさまでした」


