「シンプル イズ ベスト」という言葉が似合うゲームに「ゼビウス」があると思う。いや、もしかしたらリリースされた当時は、複雑だと思われたかもしれない。
ゲーム内容としては縦スクロールのシューティングゲームで、特徴しては空中攻撃と地上攻撃がわかれている事だ。敵からの攻撃は空中、地上両方からあり、弾、もしくは体当たりすればミスとなる。その敵が、空中のものなのか地上のものなのかは見ればすぐに判別出来るが、慣れないうちは打ちわけるのも難しいかもしれない。特に地上への攻撃については、自機の正面に照準のようなものがあり、それを合わせなければならない。その照準のところに攻撃をするからだ。
地上物が隣合っていて、うまく真ん中に攻撃出来れば1回の攻撃で2つの敵を撃破出来るが、失敗した場合はもう1回攻撃する必要がある。しかし、その間にも空中の敵は攻撃をしかけてくるので、油断ならない。そして、昔のゲームらしくパワーアップは一切ない。BGMも、スタートの時は違う曲が流れるものの、あとは単調な音楽がずっと流れている。
いま改めて見るととても地味に感じるが、それでも遊んでみると面白い。プレイヤーのウデに合わせてある程度難易度が変わるようで、そういった意味ではパターン化しにくいと言える。ミスした直後、残機があって再スタートとなった時に、同じ場所でも出現する敵が変わるのはこのためだろう。
しかし一番凄いと思うのは、昔のゲームだから制限が厳しい中で、それを逆手に取って無機質な世界観を作り出したことだ。何となく不気味で謎めいた世界の中で、隠し要素も盛り込まれている事から、さらにその世界に引き込まれる。そんな事から、様々な噂が飛び交ったのもこのゲームの特徴だ。
そんな伝説級のゲームだが、実はゲームセンターでプレイした事は一度もない。僕がゲームセンターに行き始めた頃にはすでに現役を退いており、置いてなかったというのが主な理由だ。
だが、ファミコンでも出ていたので、これで充分と思っていたところもある。大人気のゲームだったので、それこそ移植されたハード(パソコン含む)は数知れないが、今回は「DS」版をプレイしたいと思う。
ゲームを起動し、すぐにスタートした。先ほども述べた通り、難易度も勝手に自動調整されるので、設定がないのだ。あるのはプレイヤー数だが、このゲームにエンディングはなく、ずっとループするので、初期設定のままにした。
このゲームは、設定としてはきちんとステージ(エリア)があるが、ゲーム上では全く表示されない。そのため、いまどこまで進んでいるのかわからない。やり込んでいる人にはわかるのだろうか、残念ながらそこまでやり込んではいない。途中、ボスが出てくるのでそれを目安にしている。
スタートすると、しばらく敵も弾を撃たず、逆にミスする方が難しいくらいだ。こんなに自機の動きが遅かったっけ、と思いながら進んでいると、敵が弾を撃ち始めたところで、いきなり凡ミスで当たってしまった。気を取り直して進むも、何だか自分から弾に当たりに行く感覚で、あっという間にゲームオーバーになってしまった。全く良いとこ無しだ。何だか悔しいので、もう少し遊んでみようと思う。せめて、1回目の「アンドアジェネシス」には到達したいところだ。

