現在、天狼院書店において「ライティング・ゼミ」を受講しておりますが、宿題として提出し、先生から面白い・良かった等と言われたものの、天狼院の考え方や方針の関係でアップされなかった記事を紹介したいと思います。
この記事は、「ライティング・ゼミ」ではなく「リーディング・ハイ」に提出した記事です。(リーディング・ハイは、誤解を恐れずに言うなら読書感想文です)実は、本を読む前にネットに掲載されていた抜粋だけで書いたのですが、さすがに厳しいという事で掲載は見送られました。しかし、ライティング・ゼミにおいて「マーケティング」というテーマで再び同じ本を記事にしたところ、そちらは掲載となりました。そこで、最初に書いた記事もブログにアップする事にしました。きちんと全部読んでいない状態での記事ですのでお見苦しいところもあるかと思いますが、よろしくお願いします。
タイトル:絶食系日本人
人間の三大欲求については、多くの方が知っていると思う。「食欲」「睡眠欲」そして「性欲」である。このうち「食欲」と「睡眠欲」は、人間に限らず生物である以上は無くては困るものだ。直接、生死に関わるからだ。故に、比較的理解も納得もしやすいと思う。
しかし、最後の「性欲」に関しては非常に難しいと思う。これは、直接生死に関わらないからだ。理屈で言えば、無くても死なないだろうという事になってしまう。しかし、人間以外の生物は本能的に行っている。「種の保存」というプログラムによって、極めて原始的だが強力な力によって支配されている事から、考える必要性も感じずに行っているのだろう。人間もどんなに脳が発達したといっても、原始的な部分はきちんと存在し、しかも欲に関しては、この原始的な部分が司っていると聞いた事がある。
個人的な考えで大変申し訳ないが、男性のやる気に関しては「性欲」が源ではなかと思っている。先ほども述べたように、性欲だけは生死に関係しないわけだが、この欲に関しては相手がある事なので「やろう」と思っても失敗するリスクは高い。中にはモテモテの男性もいるだろうが、多くは非モテである。それを承知の上で女性にアタックするのは、かなりの行動力が必要なはずである。だからこそ、満たされない性欲を他の事(仕事や趣味)に振り分けている、という記事を見た事があるので、大きく外れていないと思う。歴史上の英雄を思い浮かべて頂ければ、それなりには納得頂けるのではないだろうか。
だが人間の世界、特に日本においては、それが当てはまらなくなってきたのではないかと思う。ちょっと前まで、女性に対して消極的な男性を「草食系男子」と呼んでいたが、最近は全く恋愛に興味を持たない「絶食系男子」も登場した。決して悪気はないのだが、逆に女性の方が積極的になって「肉食系女子」という言葉も登場し、婚活市場はヒートアップしている。それでも見つからない場合は、諦めてしまい「おひとりさま」としてカミングアウトしていく。
一部に関してはそんな現状を実感していたが、会社帰りに何気なく「ツイッター」を見ている時、ある本の広告が目に飛び込んできた。タイトルを見ても特に何も感じなかったが、一部抜粋という形で記事が掲載されていたので読んでみると、目が釘付けになった。一人は女性で著述家、もう一人は男性でアダルトビデオ監督をしている方の対談という形になっていたが、そこに書かれていたのは「セックスに関する絶望」についてだった。
男女一人づついる事からどちらか一方の意見に偏ることなく、男性から見た男性の現状と問題点、女性から見た女性の現状と問題点について的確に捉えていた。特に自分が男である事から、女性はこんな事を考えているのかと驚いた内容もあった。男性についても私が思っていたよりも深刻な状況になっているようで、若年層ほど恋愛に興味がないというアンケート結果を見た事があるが、それを裏付けるような記事だった。
掲載されていた記事を全部読み終わると、最後に本の目次が列挙されていたが、序章の見出しに「なぜ、私たちは恋愛も結婚もセックスも楽しめなくなったのだろう」と書かれているのを見て、どうしても読みたいという強い衝動にかられた。まだ発売されたばかりの本だというのに、こういう時に限って近くの本屋には売っていない。時間も遅くなっていので探せる本屋も限られており、最終的には会社の近くの本屋(佐賀県鳥栖市)で見つける事が出来た。
そして、実はこの記事を書いている時点では、まだ本を読んでいない。読んでしまったら、これまでの自分ではなくなる予感がある事から、読む前に思っている事を記述しようと思ったからだ。自分に対する遺言と言えるかもしれない。早く読みたい衝動を抑えながら書いている。だが、ようやく終わりが近づいて来た。やっと読む事が出来る。きっと、ツイッターで読んだ時と同じように、夢中になって読むに違いない。
