前回の財政問題に引き続き、国の支出について考えてみたいと思います。
みなさんの生活と照らし合わせて考えてみてください。
家計なら収入が減れば支出を減らします。
しかし、国は景気が低迷したのに歳出を減らしませんでした。
2011年当初、予算の92兆円のうち、29兆円が厚生労働省の予算です。
防衛相の予算の4.9兆円と比べてみてください。
防衛相の予算は多くの部分が人件費ですが、あんなに大震災で多くの
方々が最前線で活躍されているのに4.9兆円しか割り当てられていません。
社会福祉費を減らさないと、本当の意味での支出減にはなりません。
歳出92兆円の4割といえば、37兆円です。
48兆円の歳出で国債の金利を支払い、37兆円も社会福祉費に使おうとしたら
自衛隊をはじめ、国家公務員に給料を支払えるでしょうか。
格差議論真っ盛りの日本では社会福祉費削減は誰もが口にできない
聖域でもあります。
もしかすると、社会福祉費を守るために防衛費を減らせという
議論がでてくるかもしれません。
しかし、防衛大学校の村井教授によると、2000年からの10年間の国防費に
ロシアは8.63倍、中国は3.92倍、米国は2.26倍、オーストラリアは1.97倍
ここには上がっていない日本周辺の国々が国防費を増やしているのに
日本は0.96倍と減らしているそうです。
領土問題になんとなく緊張が増しているときにこのような状況
みなさんはどうお考えになるでしょうか。