2009年総選挙雑感-3-「麻生」とは書きたくない

首班指名選挙の際に誰に入れるかで自民党自体がブレていましたが、一頃優勢だった白紙説がやはりおかしいとなり、首班指名選挙の前に麻生氏が総裁も辞任し、麻生太郎以外の誰かの名を書くことになったそうです。Anyone but Aso.ですね。派閥を率いるような人が「麻生の名は絶対書きたくない」と公言するくらいなら、もっと早い時期にそれを表明していれば、あれほどは惨敗しなかったのではないでしょうか?
その麻生でない誰かですが、議員総会の会長ということで野田毅衆院議員、若林正俊参院議員の名があがっているようです。新しい組織などで最初の会議をするときなど、最年長者を仮議長にしたりしますが、衆議院では保利耕輔政調会長が74歳、参院ではその若林氏が75歳で、おそらくそれぞれの最年長者ですから、衆議院議員ということにこだわれば保利氏などふさわしいでしょう。
誰でも気づくことですが、次期総裁の可能性のあるものの名を使うわけにはいきません。それでなくても次期総裁の候補となることからは皆逃げ腰です。舛添氏はそれでも満更でもなかったようですが、自分の力で自民党の起死回生をやってのける地震があるのでしょうか。麻生氏が人気があったと言われたのに似た印象を持つのですが。それでも生き残ったボス議員に一括されて引っ込んだようです。
自民党がこのまま消滅してしまうとは私も必ずしも思わないのですが、しかし次期総裁が河野前衆院議長のような運命をたどる可能性は少なくないでしょう。つまり首相になれなかった自民党総裁です。その意味で谷垣禎一氏がふさわしいかなとも思います。二世で、ソフトな感じで、ややリベラルという点で一致しているからです。
「首班指名」に麻生の名を書くの書かないのというのが早速ニュースペーパーのコントの材料になっていましたが、「主犯氏名」なら誰でも迷わずに「麻生太郎」と書くだろうというものでした。これほど鮮やかではないですが、シュハンと言えば「酒販」もありますね。
☆酒販より 飲む方で精勤 前総裁
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