言い逃れの能力
drug and cyringe
障害問題などについての情報が入らないかと、何人かの議員のメールマガジンを送ってもらっています。その一つ、民主党衆院議員のものですが、あきれ返った事例が載っていたので紹介します。
この議員は厚生関係が専門の人ですが、10月7日に民主党の「肝炎対策本部」の会合が4ヶ月ぶりで行われ、他の議員や薬害肝炎原告も参加し、厚生労働省の肝炎担当者から、最近の肝炎対策の最新報告を聞いたそうです。
4月から始まった肝炎患者へのインターフェロン治療の医療費助成の、実施状況などについてですが、この治療を受けるための医療費は、助成によって民主党案では月1万ですむというものだったのに対し、与党案が通って月5万になっています。それが高くてインターフェロン治療が進んでいないようなので、前回6月の会議で厚労省担当者は、「インターフェロン治療の医療費助成の4月の実態は9月にわかります」と発言していたそうです。
しかし10月7日の会合では厚労省担当者が、「まだ実態調査の結果はわからない。いま都道府県の調査結果を回収中」。
民主党議員「9月に結果が出ると4ヶ月前に言ったではないか。そのために今日の会合を開いたのに」。
厚「都道府県からまだ回答が集まらない」。
民「自己負担が高すぎてインターフェロン治療が進んでいないと聞いている。一日も早く実態を把握して、高すぎるなら下げるなどの措置が必要ではないか」。
厚「いつ結果が出るかはわかりません」。
ここで民主党議員が、「都道府県に出した調査票の、回答の締め切りは何日になっているのですか」と聞いたところ、返事は驚くべきものでした。
厚「締め切りは、特に書いていません」。
民「ええっ、調査依頼をして、回答の締め切りを書いてないの?」。
厚(平然と)「締め切りはかいていません」。
民「普通、調査依頼をしたら、締め切りは書くでしょう。なぜ締め切りをかかなかったの?」。
厚「理由は特にありません」。
これはさぼったというものではないでしょう。結論が予想できるから、そしてそれは与党の意向に反するものだから、わざと調査の基本事項を落としておいたに違いありません。厚労省の公務員は怠けているのではないのです。与党の言い分の誤りが明らかにならないように、締め切りについて触れないという「名案」をひねり出したのでしょう。ひょっとすれば徹夜までして考えたのかもしれません。
10月20日号のメールマガジンによれば、治療費助成を受けている患者数は4-6月で1万3000人、このペースで年間5万2000人。今までが年間5万人だから、政府の目標「5万人増」の25分の1の「2000人増」だったことが明らかになったそうです。一方これまで舛添厚労相や与党は「政府案の助成で、経済的理由で治療を受かられない患者はゼロになる」と言ってきたそうです。
日本の官僚は優秀だといいますが、それは権力者にとってそうであるということがよくわかったケースです。
☆調査データ 偽装しないが せめてもか
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