自民党総裁選-2-三度あったことは・・・? | 回廊を行く――重複障害者の生活と意見

自民党総裁選-2-三度あったことは・・・?

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前回を書いた後で気づいたのですが、そう言えば細川護煕氏も8ヶ月ほどで首相の座を放り出しています。細川氏は祖父が首相(近衛文麿)で父が首相秘書官。二度あることは三度ではなく、すでに三度あったわけです。三度あったことはどうなるのでしょうか? やっぱり要警戒です。

各候補についてそれぞれ一言すると、まず麻生氏は「(某元自民党幹事長)のような部落出身者を日本の総理にはできないわな~」。「創氏改名は朝鮮人が望んだものだ」。「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」などという失言で知られています。「歯に衣を着せないから」とか、「愛嬌がある」という弁護論もあるようですが、最初に当選して選挙区で発言した冒頭で、「下々の皆さん」と言ったのはまあご愛嬌としても、はじめの三つの発言には、何とも底知れぬような黒々とした差別心、心の貧しさが露呈しています。こういう人が世論調査でトップを切っているという話を聞くと、生命力を失いつつあるのは自民党より日本か、とも思ってしまいます。また麻生氏を紹介するのに「オタク文化の理解者」と書かれることが多いのですが、それよりも「下々」の格差社会の人々の状態を理解する方が先でしょう。株の取引益への課税に減税を持ち込むとかいう政策は、麻生氏の目線の届く範囲と限界を示しています。ついでに言っておきますと、オタクに人気があるのが長所の一つとされているようですが、オタクを貶めるわけではないですけど、オタクというのは日本特有のものであっても、いつの間に日本人の代表的ないし平均的な層になっていたのでしょうか。
◎王様が 裸でいられる 秋葉原

小池氏について言えば、氏のような女性が目立たぬならば、どんな女性が目立つのだろうといつも思っています。日本の大学を中退してカイロ大学に入学。その動機は国連の公用語にアラビア語が加わると聞いたからだったと言われ、卒業後はニュースキャスターになり、アラビア語を駆使して中近東の要人にインタビュー。並の人間にはできない発想力と行動力です。その後も参議院議員に比例区から当選。すぐに衆議院に転身。そして兵庫県から「郵政選挙」の「刺客」として東京10区に国替え。これも並ではありません。さらに並でないのはその時々で先達と仰いだ政治家が変わっていくことで、初当選時代に日本新党代表でまもなく首相になった細川氏。以下新進党→自由党代表の小沢一郎氏、保守党幹事長の二階俊博氏、そして小泉氏と、人物鑑定の眼力の有無に迷わされますが、その時々の権力者とすれば正解を外していません。コバンザメに匹敵する遊泳力ですし、その間に勉強もしているようです。もっとも小池氏の政治行動のスタイルならばともかく、総裁・首相としての政策がどういうものであるかはちょっと頭に浮かばないのですが、総裁戦に立候補するならば周囲の知識と情報を吸い取って、付け焼刃ではあっても立派な政策を打ち出すことでしょう。
◎強力な コバンで吸い寄せ 刃につける

空想ですがもし自分が自民党員で、投票権があるとすればひょっとすればこの人にというのが二人います。一人が与謝野氏で、二世でないことは上記の通りですが、それは別としても、人気取りのためでも無茶はしないという印象が強いのが今では貴重だからです。世評では増税派ということになっていますが、私個人としては福祉政策がきちんと行われるのなら、消費税アップもやむ得ないかと、北欧などの実情を聞いても思っています。ただし増税が受け入れられるためには公平感を与えることが必要で、イギリスのように生活必需品を非課税にし、加えて高額所得者の所得税の累進性を高めることを、消費税アップと同時に行うべきです。実行できるかはともかくとして、与謝野氏にはこういう政策を立てることが可能だと思います。なお以下の戯歌は祖母である与謝野晶子の『乱れ髪』をもじったものです。与謝野氏も内心こう思っているのではないでしょうか。
◎裔に生まれし君なれば 親のなさけはまさりしも
親は三バンにぎらせて 上を目指せと教えしや

☆四度目を 避けて救おう 日本国