公職追放はどうだろうか | 回廊を行く――重複障害者の生活と意見

公職追放はどうだろうか

日没日没


 生命保険37社の不払い 件数が計約25万件で、総額が約290億円。成人病の三大疾病特約で保険金2000万円を支払っていなかったケースもあるということです。証券業というのはもともと投機の要素が少なくないとされていたし、バンカーを紳士という表現はバブル以来絶滅していますが、保険も含めてめぼしい金融業はこれで正業とは言えなくなりましたね。日銀の総裁などは昔のアメリカ漫画にある、紳士面をした悪徳資本家にそっくりに見えます。


 しかし考えてみるとこれは金融業に限りません。メーカーも日本を代表するような企業が暖房機や自動車でリコールをすべき事態をなおざりにしていたし、一方で労働者を保護する法規を無視しながら、責任者は財界の代表者のような顔をしているという無責任さです。


 日本は一体どうなっているのでしょうか? こういう有様で子どもをたくさん作り、あるいはまともに教育されるようにするなど、無理な相談だと考えるのがものの道理というのではないでしょうか? この有様で小手先の細工をして教育を改革しようというのは無理というものです。加えてその「改革」の主導者が現在の世の中を作った責任者か、あるいはその流れを汲むものであるのですから救えません。現内閣のやっていることは、平清盛が沈もうという日を扇で招き返したというのを実行しようとしているかのようです。


 この日本を救うには戦後行われた「公職追放」に類したものが必要ではないかとさえ思えます。1946-7年に行われた公職追放は20万人程度に適用されたといわれますが、政財界では若手が台頭する契機 になりました。政界では追放解除で戻った戦前派がまもなく勢力を盛り返しましたが、企業では若手経営者が台頭する機会が生まれ、その後の高度経済成長の原動力になったとも言われています。もっとも当時の追放はGHQの強大な権力があってなされたことですから、今の日本で実行できないことはわかっています。かと言って救国の英雄を待望するのも危険で、その意味ではあの石原慎太郎氏が老齢であることはせめてものことだと言うべきでしょう。もっとも本人はチャーチルが二度目に首相になったときは75歳をすぎていたと思っているかもしれませんが。


 どうも落ち込んでしまうので、気分転換にほぼ満開の八重桜の写真をお見せしておきます。


八重桜

☆滅びゆく 国にここだけ 桜かな


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