介護体験のカムアウト | 回廊を行く――重複障害者の生活と意見

介護体験のカムアウト

 先日学会に出て、親が障害をもっていることを子供が周囲にカムアウトすることについての話が出ました。いろいろな場合があるでしょうが、理想を言えば隠さず公にして、支援も受け、情報も交換するというのがいいですね。もちろん、そんなに簡単なものじゃないのはわかっています。

 ただ、親の介護、親の老化ということでしたら、もう少しオープンにされてもいいのではないでしょうか。いろんな問題を、人に言えないで悩むケースが多いようですが、障害に比べても老化は必ず来るものですから、隠す必要は少ないでしょう。私自身が両親の介護に悩んだこともあるので、今ではその経験をどんどん話し、自分の親を今後どうするかの方針を決めるのに参考にされることもあります。家内も同じようにしていて、体験を聞くだけでずいぶん楽になる人もいるようです。

 親が年取っていく様は、決して隠さねばならないことではないと思います。