こんにちは
昨日、『無隻の良き暮らし』という言葉をだしたので、その部分の道典を紹介したいと思います。
隻をつくるな
俗に『無隻の良き暮らし』というが、
これは『隻が無ければこそ、よく暮らせる』という意味である。
他人の怨みを買うな。
隻となって返ってくるだろう。
他人を憎むな。
その人の神明が先に知り、
これまた隻となって返ってくるのだ。
大軍を率いて敵陣を打ち破ることが
如何に栄誉で壮快に見えても、
それは人命を奪うことであるが故、
悪隻となって前途を塞ぐのである。
もし、自分を打つ者がいれば、
その手をさすって慰めてあげなさい。
日本語道典 2編81章1~5節
この章は、まだ続きがあってそこも印象的なのですが、長くなってしまうので、また次の機会に。
この言葉を見ると、人を呪わば穴二つという諺を思い出します
誰かを恨むと、自分も不幸になるし
誰かに恨まれると、自分が悲しい気持ちになるだけじゃなくて、
相手も不幸になってしまう
誰にも嫌われずに、嫌な思いをさせずに生きていくことは難しいですが、
自分に選択肢がある時には、隻をつくらない
『無隻の良き暮らし』に近づける方を選んでいきたいです