11月に愛媛の紫電改展示館へ行ってきました。
世界で現存されている紫電改(紫電二一型)4機のうち、
国内で唯一の1機がここに展示されています。
昭和53年、
愛南町久良湾の地元ダイバーによって発見されました。
昭和20年7月24日に第343海軍航空隊の約20機が
アメリカ軍約200機を迎え撃つため出撃し、
大分と愛媛の間にある豊後水道上空で会戦。
その際に未帰還となった、
6機のうちの1機だそうです。
プロペラも保存状態も良し。
胴燃料タンクと翼内タンクや
20mm機銃弾なども展示されています。
写真を見るだけで、何とも言えない感情に。
こちらは、
2021年に亡くなられた笠井智一上飛曹のマフラー。
紫電改といえば紫のマフラーですが、
これは隊員が通っていた食堂のおかみさんが
自分の白無垢の生地を使って作り贈ったものだそう。
2019年に鹿児島の阿久根市折口浜沖で、
紫電改が沈んでいるのが発見されました。
来年(2025年)の終戦記念日までに
引き揚げる予定があるようです。
入場料が無料とのことで、
代わりに折り鶴をお供えしました。
展示館は老朽化のため、
2025年から2026年まで改修工事が入ります。
車でも行きづらい場所なので、
見学を希望される方は
確認後に行かれることをおすすめします。