大阪山砲台を後にし、
医務科壕へ。
たくさんの銃痕が残っています。
この壕は入り口が広いので、
負傷者を運び易かったのでしょう。
壕に入ってすぐ右側には、
皆が祈ったであろう観音像がありました。
懐中電灯や携帯のライトで
ここまで鮮明に写っていますが、
実際は真っ暗です。
唯一の光といえば、
天井に空けられた穴のみ。
日中は米軍から攻撃を避けるために、
壕で生活していたそうです。
昼間でも闇の中。
地熱によって、
サウナ以上の湿度、温度でした。
この壕では54柱の遺骨が収集されています。
硫黄島⑤
へ続く