前回、戦艦三笠について書きましたが、

そこにでてきた丁字戦法

 

 

この戦術が成功したことで、

連合艦隊はバルチック艦隊に勝利しました。

 

 

でも、丁字戦法ってどんなもの?

ということで、

分かり易く説明しているブログを発見。

 

 

あとりえ極星堂さんのブログ

引用させていただき記載します。

 

 

  丁字戦法とは?

 

 

味方艦隊と敵艦隊が、

空から見て「丁(T)字」に見えるため

丁字戦法と呼ばれました。

 

 

 

 

この戦い方は、

「丁」の横が有利で縦が不利


縦に並んでいる敵艦隊に向かって

横に艦を並べて砲撃する展開に持っていく、

定番の戦法なんだそう。

 

 

 

 

はぐれないように一列に進むため、

後ろにいる艦は、

前の味方艦が邪魔で大砲が撃てないし、

撃てても弾が届かない。

 

 

となると、先頭の艦しか攻撃できません。

 

 

また、当時の戦艦の造りをうまく利用した

この丁字戦法。

 

 

艦の前後についた大砲のほかに、

艦の両サイドには

たくさんの副砲がついていました。

 

 

 

 

なので、横に並んだとき、

一気に敵を攻撃できたのです。

 

 

ただ、この丁字戦法は、

敵に逃げられると丁字にならないので、

敵艦隊がこちらに向かって来るという

戦闘体制に入っている必要があります。

 

 

 

 

日本海海戦では、

バルチック艦隊が南からやって来ました。

 

 

バルチック艦隊がなかなか表れず、

連合艦隊は不安を募らせていました。

 

 

 

 

こう並行になったすれ違い際に、

お互い撃ち合うんだそうです。

 

 

相手との距離が8,000mになったところで、

東郷平八郎が行動に出ます!!

 

 

右手を高く挙げて左に回し、

取り舵を命じました。

 

 

 

 

バルチック艦隊からの射程距離だったため、

丸見になった連合艦隊。

 

 

チャンスとばかりに、

旗艦である三笠が矢継に攻撃されますが、

バルチック艦隊の砲弾は命中率も低い上に、

旗艦である三笠は頑丈に造られています。

 

 

丁字になるために持ちこたえました泣き笑い

 

 

そして、6,400mまで近づいた時…

ついに連合艦隊が攻撃開始爆弾爆弾爆弾

 

 

バルチック艦隊に向かって、

大砲から副砲から出る砲弾の嵐。

 

 

 

 

指揮を執っていたロジェストヴェンスキーが怪我をし、

統制がとれなくなったバルチック艦隊。

 

 

大混乱に陥り、

あれよあれよと散り散りに敗走します。

 

 

わずか30分で勝敗がつき、

連合艦隊の大勝に終わります。

 

 

結局、40隻あったバルチック艦隊ですが、

ロシアのウラジオストクに逃げれたのは、

巡洋艦1隻と駆逐艦2隻と、

わずか3隻のみだったそうです。

 

 

 

あとりえ極星堂さんのブログには

もっと詳しく書いてありますので、

是非こちらもご覧ください。

 

 

記念艦三笠⑤ いざ三笠へ! 〜前編〜

に続く恐竜くん