。  そんな細江慎治氏のプレイは,「鉄拳1」?「鉄拳3」,「鉄拳タッグトーナメント」と,初?中期の「鉄拳」サウンドを中心としたもの。佐宗綾子氏に対して「やばいっネタかぶりまくるな」とながらも,氏ならではのゴリゴリなテクノミックスで会場を盛り上げてくれた。  なお,ほかのコンポーザー達がこぞってかけていたフィジーステージBGMを,細江氏は「鉄拳2」版でプレイ。示し合わせていたかのような展開に,歓声が上がる場面も見られた。 SuperSweep 細江慎治氏 ■細江慎治氏 セットリスト DETUNE 佐野信義氏  イベントも後半戦,次いで登場したのは,緑のジャケットと派手派手しい蝶ネクタイに身を包んだ“佐野電磁”,こと佐野“sanodg”信義氏。DETUNEに所属する氏は,「リッジレーサー」シリーズ,「鉄拳3」や「鉄拳タッグトーナメント」の楽曲制作を担当。最新作「鉄拳TAG TOURNAMENT2」にも,Buy Diablo 3 Gold,氏の楽曲は数曲収録されている。また,ニンテンドーDS初の本格音楽ツールや「KORG M-01」のプロデューサーとしても知られている。  マイクを握った佐野氏は,曲を流しながら解説を加えていく独特のDJ(?)スタイルで会場,そしてUstream視聴者をも爆笑の渦に巻き込んだ。中でも第一部であるヨシミツステージ8連発の1曲目,「鉄拳2」から「The Headshaker」をかける際には「この曲のイントロ,いいでしょう? でも,長すぎるって原田さんにカットされて……。とても揉めたことを覚えています!」など,知られざるメイキングエピソードを開陳する場面も。  続く「鉄拳TAG TOURNAMENT2」の楽曲は,持ち込んだMac Book Pro上でDTMソフトCUBASE6を走らせてのリアルタイムミックス。ミュートとループを駆使して佐野氏お気に入りのパートを聴かせつつ,ハイテンションな煽りと愛嬌ある失敗(?)を織り交ぜた,絶妙なパフォーマンスで場を湧かせてくれた。  そして締めはニンテンドーDS用ソフト「KORG M-01」の宣伝タイム……と思いきや,「(サントラ発売)おめでとうパフォーマンス」が開幕。「鉄拳といえば,ugg,コレでしょう!」と,予め打ち込んでおいたフィジーステージのメロディを再生し,音色を変えながら徐々に一つの楽曲を作り上げていった。 ニンテンドーDSの「KORG M-01」を使ったリアルタイムミックスを披露する佐野氏
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