世界最大のHIPHOPクルーとも言われるROCK STEADY CREWのメンバーであり、HIPHOPそのものを体現するストリートダンサーMR.Wiggles。

長きに渡ってシーンをリードし続け、世界中のストリートダンサーからリスペクトされるレジェンド的存在だ。その彼が来日中ということで、インタビューをさせてもらう貴重な機会をいただいた。

本人の口から発せられる生の言葉は、名言に溢れていた。必読です。

 

 

インタビュアー世界のストリートダンスシーンを牽引してきた者として、日本のシーンはどのように映っていますか?

 

MR.Wiggles:私は第二世代になるからシーンを1から作ってきたわけではないけれど、その時起きていた文化の流れに乗った事が始まりで今に繋がっているんだ。

ストリートダンスにおいて日本は大切な国んひとつだね。

なぜかと言うと1982〜1983年にHIPHOPが初めてブロンクスを出て行った先が日本とフランスだから。テクニック的な話で言えば、日本はアメリカの次にすごいと思っているよ。その次もしくは同レベルなのがフランスだね。

 

インタビュアーなるほど。現在他に気になっている、注目している国はありますか?

 

MR.Wiggles:中国と南アメリカかな。中国は政府の支援が手厚く、HIPHOPを国が支えようとするから、生徒も育ってきているんだ。例えばPOPIN'バトルを開催した場合、日本では100人くらい集まるだろうけど、中国だったら1000人規模で集まるほどだよ。

 

インタビュアーそうなんですね。では、Missy Elliott の「Work It」のMVに出演したお話も聞かせて下さい。まずはきっかけから。

 

MR.Wiggles:急に友人から電話がかかってきたんだ。「Missy のビデオに出てくれない?」って。それで翌日には撮影だったよ。

 

インタビュアーずいぶん急だったんですね!実際に共演されてみて、Missyはどんな人でしたか?

 

MR.Wiggles:すごく素晴らしい人だよ。彼女もダンスが大好きで、ダンサーに対するリスペクトがすごくある人。それがダンサーにも必要だし、同じ”アーティスト”というフィールドで対等の立場にいていいことを実現してくれる人だね。

 

インタビュアー撮影で印象に残っていることはありますか?

 

MR.Wiggles:彼女の創造力と音楽とビデオとすべてが素晴らしくて、セットでも存分に楽しんだよ。僕の名前や立場もしっかり守ってくれて、リスペクトしてくれたことが本当にありがたかった。

 

インタビュアーこのMVに出演したことで周りの反響やその後の仕事面での変化はありましたか?

 

MR.Wiggles:もちろんその後いろいろな仕事はあったけど、MVに出る事がゴールなのではなくて、自分にとっての一番のゴールは学び続けて成長し続けること。自分がストリートで始めたスタイルをキープしていくだけのことだ。

コレオグラフも仕事じゃなかったら作ることは無いし、エージェンシーに電話することも無いし、コレオグラフビデオを作ったことも無いしね。自分はあくまでもストリートダンサーなんだ。

 

part2へ続く。

 

(ライター:YU KONISHO)