入院生活は何かに掴まりながら
じゃないと歩けなかった。
10日間の入院生活だった。
後陣痛と傷の痛みが本当にきつかった。
何度も坐薬を入れてもらった。
NICUは面会できる時間が限られていた。
毎日、面会時間になると
車椅子借ります!!
とナースステーションで車椅子を借りて
颯爽と車椅子をNICUへ走らせた。
母乳を届ける。
時間が許す限り
病室へは戻らなかった。
たかも夕方から出勤なので
毎日赤ちゃんに会いに来た。
上の子たちも元気だよと報告してくれた。
信じていなかったけど。
母親が居るから
たかには近づかないとわかっていた。
あっというまの入院生活10日間。
本来なら
出産したら赤ちゃんと
一緒に退院するよね…
ごめんね…
明日から毎日来るからね!!
わたしはひと足先に帰った。
その足でわたしは保育園へ。
この日は保育園のお祭り。
園長先生に
大変お騒がせしてしまい
申し訳ありませんでした…
と謝罪した。
もうびっくりしたわよー!!
あのとき大丈夫って言うから、、
ダメなときはダメってちゃんと言いなさい!
と怒られた。
子供たちのママはわたしだけど
わたしたちのママは園長先生だと思った。
お腹は痛いけど、
一緒に輪投げやスーパーボールすくいをした。
お母さん方に声をかけられる。
というか…
みんな素っ頓狂な顔でわたしを囲む。
なんだよー
びっくりだよー
大丈夫なの??
みんなわたしなんかより
ずっとしっかりしてて
わたしなんて場違いだ。
クソガキじゃん。
なんだあの奇抜な女は。
てきっとみんな思ってるんだろうな。
みんなわたしなんかより
全然ちゃんと子育てしてそう。
ってずっと思っていた。
保育園入ったばかりだし
関わらないのが1番。
そう思っていた。
けど違かった。
みんなめっちゃ優しい。
みんなめっちゃ心配してくれてた。
めっちゃ暖かい。
あっっ!なんかすみませんでした!!
と言うと
何がだよー
困ったときはお互い様だろー
赤ちゃんも無事ならよかったー
初めて喋ったけど
裏表がない素直な感じが
嬉しかった。
これこれこうでこんなことがあってと
早産になってしまったことを説明した。
みんな泣きそうな顔をしてた。
若いのに小さい2人連れて
お腹大きいのに1人で
偉いな、よくやってるな!!
って思ってたんだよ!!
何かできることあったら
なんでも言って!!
と連絡先まで教えてくれた。
全く想像もしてなかった展開に
ありがとうございます!!
感謝しかなかった
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