つわりがすぐ始まった。
仕事に行けなかった。
このタイミングでわたしは
キャバ嬢を辞めた。
この頃、長女と長男は
2人してイヤイヤ期。
あー。まじ厄介。
まじでそう思ってた。
わたしの1番のイライラ期。
だって
おとなしいときは2人でいたずら。
もしくは2人で泣く。
どっちか。
長男に関しては常に泣いてた記憶。
瓶詰めのインスタントコーヒーの中身を
2人でばら撒かれたときの絶望
お米を全部ばら撒かれたときの絶望
今だったら笑って対応できたんだろうな
そんな今でも忘れない深夜。
雪がちらついて寒い夜だった1月15日。
疲れて寝落ちしてしまっていた
私の携帯が鳴る。
たかが"携帯鳴ってるよ"と私を起こした。
こんな時間に誰だろう。
知らない番号。
「はい。もしもし」
おそるおそる電話に出てみた。
『〇〇警察です。
△△さんでお間違いないですか?』
「。。。はい。。そうですが。。。」
『お父様が亡くなりました。
身元確認のため、一度〇〇警察へお越しいただけますか?』
なんて答えたのか覚えていない。
呆然とするわたしにたかが気付き
"どうした?"と
声をかけてくれたところからしか記憶がない。