ぽっきーとみみ

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わんちゃんとの日常

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6月30日

大好きな愛犬 こはく が天国へ旅立ちました。
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数年前、我が家へこはくはやってきました。



すでに子どもをたくさん生んで、傷だらけのお腹。

明らかに栄養が足りてなさそうなよろよろした体。

犬とは思えないほど、表情がない顔。

うんともすんとも言わず、ただただ怯えるこはくは私が知っている『犬』ではありませんでした。


小さな物音にびくびくし、できるだけ隅へ逃げ。


生前のこはくからは想像がつかないほど、あのときは弱っていました。




とりあえずご飯を食べさせることから始めました。
ドックフードの食べ方を知らず、苦労しました。

お湯をかけてふやかしたり、かつおぶしをかけてみたり。試行錯誤の日々でした。


徐々に食べることを覚え、体にお肉もついてきてからは、人間に慣れさせることを始めました。


おいで と言っても怯えて、なかなか近寄ってくれませんでした。

人間の発する声、音すべてがこはくにとって恐怖でしかなかったんだろうなって思います。


私は辛抱強く、こはくに寄り添うことを続けました。

こればかりは長い時間たたかいました。


元々、わたしはどんな犬とでも仲良くなれる自信がありました。

話はできないけど、話せる気がしてならないのです。どんな犬とでも。


慣れてきた と言えるまでになったのは、半年後くらいだったでしょうか。

ようやく私にだけ慣れてくれました。

わたしがどこに行くにも、後を追ってきてくれるまでになったのです。


それからは毎日、少しずつ
進歩がありました。



初めて尻尾をふり、


初めて走り、


初めて笑い、


初めて吠え、


初めてぽっきーとみみと遊び、


こはくはやっと犬らしくなれました。



わたしが歯磨きしているときは、洗面所に立ってるわたしの隣で大人しく待ち、


わたしがお風呂に入っているときは、お風呂場の外でそわそわしながら待ち、


わたしが昼寝しているときは、同じように隣で寝て、


わたしが出かけるときは、
こはくは何かを察したように寝る態勢に入るから、いってくるねって頭を撫でて、家を出ました。



ときには、こはくに八つ当たりしちゃうときもあって、
随分とひどい言葉を投げ掛けてしまいました。


ごめんね、こはく。
悔いても悔いても、悔やみきれません。



最近は心臓病が悪化して、少し動くと荒くなってしまう呼吸が、

こはくとの別れをわたしに意識させていました。


上手に登れていた階段も、

大好きなご飯を食べた後に見せていたあの笑顔も、

いつしか荒い呼吸と苦しそうな咳に変わっていました。



29日の夜から、
こはくの様子がおかしくて、舌が紫になっていました。


今でも後悔しています。
なんであのとき、すぐに病院に連れて行ってあげなかったんだろう。


次の日、いつものように仕事へ行こうと準備をし、
いつものようにこはくを撫でたとき、

やはりいつもと様子が違くて、
わたしは

死んじゃだめだよ

と声をかけ、優しく撫で、家を出ました。




でも仕事中もこはくが気になって母に連絡をし、病院に連れて行ってもらいました。


その日の朝は家族のみんなが
こはくの異変に気付き

みんながこはくを撫でて通勤通学したと後から聞きました。





こはくの容態が急変したと電話があったのは午前10:00頃でした。


わたしは急いで仕事を切り上げ、病院へ向かうと

変わり果てたこはくの姿がありました。


横たわり、人口呼吸をされて、苦しそうな顔のまま固まっているこはく。


こはくって叫んでも、反応がなくて。


泣き叫びました。


こはくの心拍数が低下するたび、こはくをひたすら呼びました。


2時間くらいかな、こはくは一生懸命たたかってくれて、そのまま亡くなりました。



あの笑顔が、

あの温もりが、

あの匂いが、

あの声が、

あの仕草が、

こはくのすべてが、わたしの生きがいで、わたしの幸せで、わたしのすべてでした。



なんであのとき


って、後悔がたくさんあります。




わたしはこはくに怒ったことがあったけど、こはくがわたしに怒ったことは一度もありませんでした。


いつもとびっきりの笑顔で

おかえり って

だいすきだよ って

そう言ってくれたこはくが
愛おしくてたまりません。


ごめんねこはく。

だめだめな飼い主を許してね。









こはくはブリーダーさんから譲ってもらいました。

犬は愛をたくさんもっている生き物です。

こはくはそれを忘れていたけど、最後はきちんと
わたしにたくさんの愛をくれました。




犬をこれから飼う方。

決して簡単に飼ってはいけません。

お金で飼ってはいけません。



犬の愛をたくさん受けられて、その分の愛を犬に与えられる方のみ、飼うことを許されると思います。



そして今
犬を飼っている方。


毎日、だいすきだよ と伝えてください。


わたしは後悔しています。毎日こはくにだいすきだよって伝えればよかったって。



変わりにはならないけど、
毎日こはくの骨の隣に、お手紙を書いています。

だいすきだよって。



こはくに似た、かわいいかすみ草と一緒に。



そうすることだけが、今のわたしにできる唯一の償いかなって思っています。





あれから一週間経つけど、毎日涙が止まりません。


こはくが寝ていた場所、

こはくのお茶碗、

こはくの抜け落ちた毛、

こはくを呼びそうになってしまったとき、


こはくを思い出して泣いています。



もうあの体を抱きしめてあげられないと思うと、生きてる意味さえ、見失いそうになります。





でも、のこされたぽっきーとみみを
後悔しないように大切にすることが

こはくへの恩返しであり、こはくが生きた意味だと思って

生きていきます。










こはくだいすきだよ

また逢う日まで





七夕に願いを込めて。



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