「え?! もう説明会するんですか?」
 大阪事務所長は、私に問い返した。
 いや、ホストファミリーの書類締め切りを
9月末と言っていたのは、大阪事務所長である。
そんな驚かれても、こっちが戸惑う。


 確かに、短期でも、ホストファミリー探しには
苦労するこのご時勢に、9月の中旬には、もう
ファミリーを確保しているのは、珍しいだろう。
 
 外務省主導の企画で10人のアジア生徒と、
1人の引率教員 の計 11人を迎えるのだが、
短期とは言え、ホームステイとれなば、11家庭が
必要になる。それを、9月末までにそろえてほしいと
日本協会本部は言ってきた。
 確かに、その時期にとりまとめられれば、向こうに
どんな家庭がホストファミリーになるかも、早く紹介
出来る。
 
 この取りまとめに、笠岡国際交流協会が動いてくれた。
一人事務局で大変な山田さんが、尽力して下さり、

今回、
ほぼ全員を取りまとめることが出来た。
 私が時々状況を電話で聞いていたのが、プレッシャーに
なったのではないか、とも思われるが・・・・。

 さて、今日は、うち9家庭への説明会である。最初は、
7家庭と聞いていたが、なんと一気に9家庭への説明となった。
正直・・・・・不安はある――“僕のような若造で大丈夫だろうか”
 仕事が終わり、笠岡に着いたとき、協会事務所ではスタッフ会議が
続いていた。
 私は、近くに席を頂戴し、待たせてもらった。

そのうち、AFSおかやま スタッフの
稲垣さんが到着。

ホストファミリー予定者の皆様も揃ってきた。
笠岡国際交流協会のスタッフの方も、ファミリーとして協力してくれる
ことを知り、本当に嬉しかった。
 
 時間もいよいよ7時になり、山田さんより、促された。
 
 気づかれないように、ちょっと深呼吸して、・・・・

 あとは勢いだった・・・・

 AFSの場で、説明なり何なりの場はいろいろあったが、やっぱり
これから関係を作っていくところの、

最初の説明会となると、気持ちも違う。
 やっぱり、稲垣さんがいてくれたのは、ちょっと安心した。 

 ファミリーの顔ぶれは、本当にさまざまだった。老若男女、そして、
初ファミリーもあれば、短期等々を何度もされておられる方も。
でも全体的には、笠岡市民らしい、和やかさが感じられた。
 皆さん、お忙しいなか、本当に心から迎えてくださる様子で、
嬉しく思った。

 この事業は、5年間あり、今年度が2年目だが、昨年度は、ギリギリまで
ホストファミリー探しに翻弄させられた。その不安を一番に感じていたのが
支部長であり、今回、パスしようか、との話しもあったほどだ。

笠岡国際交流協会ならば、という安心感があったとしても、

やっぱり不安なものは
不安なもので・・・
 でも、こうして揃うと、ホッとする。いよいよ本格的に始動したことを
実感した一晩だった。
 
 その後、皆さんを見送ったあと、私と事務局の山田さんとで話しをした。
いつも会議だけで、すっと岡山に帰るので、ゆっくりとお話できたのは、
はじめてだった。
 一人事務局として奔走されていること、晩 事務所に変な人がきたこと、
休日のこと、そして、今回、僕がとにかく説明会を今日開くと言っていたので、
山田さん ゴリ押しで、ファミリーを確保してきたことなど、
いろんな話しを・・・ 
 本当に、感謝しても感謝仕切れないほどである。
 
 さて、腹の空いた私と山田さんは、とりあえず、笠岡ラーメン(?)を食べた。
 
 AFSという団体に10年以上絡んでいれば、

多少、市町村などの国際交流関係者と会うことはあった。

しかし、今回は、これから一緒に ひとつの企画を行う。
 AFS岡山支部だけじゃないことを、こうして強い仲間が出来たことを実感した。
 
 本当に心強い。
   ラーメンを食べながら――これからどんな楽しい時間が生まれていく
のだろうかと思って、ワクワクしはじめていた。